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防風ネットで、台風などの強風から畑の作物やハウスを守りましょう。
防風ネットとは?
「防風ネット」とはその名の通り、風を防ぐ(風からの影響を少なくする)ためのネット。通常のネットとは違い、網目状ではなく、このネットでガードした部分に風が極力当たらないようにするためのネットです。通常、支柱などで固定して使用します。軽くて丈夫であり、風よけに加え、防砂や防雪に適したものもあります。防風ネットの効果
台風など直接風の影響を受けそうな場所に設置することで、風や砂による作物へのダメージを防いでくれます。防風ネットは、防風ネットの高さの20倍くらいまでの距離の範囲で、風を弱める働きの効果があります。たとえば高さ2mのネットであれば、40m先の範囲まで風の勢いを弱めることができます。また強風対策以外にも、虫よけや鳥よけや動物よけなど、幅広く活用できます。遮光性もあるので目隠し効果もあります。
防風ネットの種類
防風ネットの網目のサイズは、小さいものから大きいものまであります。ネットのカラーも一般的な、ブルーやグリーンのほか、風景に溶けこむ色合いなど、バリエーション豊富にあります。どのようなサイズと色があるかをご紹介します。サイズによる違い
一般的に販売されている網目サイズは、1~4mmが主流になります。防風ネットは、目合いが小さくなるほど防風効果が高くなりますが、平常時は風通しが悪くなって夏場は蒸れたり、日光を通しにくくなったりすることもあります。適度に風通しをよくするためにも、4mmをおすすめします。色による違い
防風ネットの色には、ブルーやグリーン、ホワイトやブラックやシルバーといった色のほか、日常風景に溶け込む景観色もあります。青色や緑色は虫を引き寄せやすく、黒は汚れが目立ちにくいのが特徴です。防風ネットの選び方
防風ネットを購入する際に、どのようなサイズや色を選べばよいか迷う方も多いと思います。防風ネットの選び方のポイントをご紹介します。ハウスを守るなら、サイズは屋根の高さ以上のものを選ぶ
防風ネットはビニールハウスを守るために設置することもあります。風はビニールハウスの大敵。ビニールハウスを囲むように支柱を立て、ネットを張ります。サイズは屋根の高さ以上のものを選んで張りましょう。色を選ぶ
防風ネットは、青色や緑色などが一般的に多く使われています。ハチやチョウ、コガネムシ、テントウムシなどの昆虫類は、青や緑のネットの色をめがけて、集まってきやすいという特徴があります。ほかにも防風ネットの色には、汚れが目立ちにくい黒色や、見た目があざやかな白色のネットのほか、日常の風景になじみやすい景観色ネットなどがあります。用途によって色を選びましょう。防風ネットの張り方
ここからは、強風に耐えられるしっかりした防風ネットを張るポイントと合わせて防風ネットの張り方をご紹介します。Step1. 支柱を用意する
まずは防風ネットを張るための支柱などを用意します。ネットを固定する支柱は、単管を使うことが多いです。・支柱(単管パイプや防腐処理済みの木製の杭など、いずれも直径6~8cm以上のものが安全)
・支柱を打ち込む道具(ハンマーなど)
・ネットを杭に固定する部材(パッカーやロープなど)
Step2. 基礎となる地面に穴をあける
まず、支柱の基礎ともいえる穴を地面にあけます。圃場を囲うように外側のラインに沿って1~2m間隔であけていきます。穴の深さは30~50cmほど。支柱は地面に深く差すほど強度が増しますが、基礎に水がたまると支柱が倒れてしまうため、排水性が高い場所を選びましょう。農業支柱用の掘削機を使うと便利です。
・サイズ:本体長さ82×ハンドル長さ30×スクリュー直径4.8cm
コンパクトで軽量、使いやすく支柱打ちなどで楽になりました。
出典: 楽天市場
Step3. 穴に支柱を差し、ネットの両端を固定する
支柱を打ちこみます。支柱が倒れないように穴の深くまで打ち込みます。支柱が固定できたら、ロープもしくはワイヤーなどを使って、ネットの両端を支柱にロープなどでしっかりと固定します。また鋼管にロープやワイヤーを直に取り付けるのではなく、「農業用パッカー」や「柱吊キャップ」、「単管用スムーサー金具」を単管に取り付けてから、そこにワイヤーを接続する方法もあります。
・適合支柱サイズ:外径16mm
・容量:10個入り
・カラー:ライトブルー
こんな物欲しいなと思って見つけ出したのがこの品物でした。しっかりと止めることが出来てとても重宝しています。
出典: Yahoo!ショッピング
直接ビスで止められる、配管の止め金具として使いやすいです。支柱の補強や柵作りなどに活躍します。
・サイズ:直径38mm
・材質:スチール クロメートメッキ仕上げ
Step4. 支柱にワイヤーをつける
支柱にも金具を通してワイヤーをつけます。さらに防風ネットに直接ワイヤーを通すと破れやすくなるため、まず防風ネットに専用クリップを取り付けます。・サイズ:14×10×4mm
・入り数:10個
・材質:ポリプロピレン
カチッと留まってズレないです。
出典: Amazon
Step5. ネットを固定する
ネットに取り付けた専用クリップにワイヤーを通します。このひと手間をかけることで、ネットが丈夫になり、弛むことなく張ることができます。もっと知りたい!台風対策
おすすめの防風ネット5選
色や網目サイズや幅がいろいろ選べるもの、景観を損なわない色合いのもの、小動物の侵入防止に最適なものなど、人気でおすすめの防風ネットをご紹介します。取り付けに便利なハトメ付き!虫よけや鳥よけなどにも◎
・網目の大きさ:4mm
・カラー:ブルー
・サイズ:1x5m、2x5m
・材質:ポリエチレン
台風前に準備として購入。今年はまだ台風がないので使用してませんが、網がしっかりしていて丈夫そうです。
出典: Amazon
ホームセンター「コーナン」オリジナルの防風ネット
・網目の大きさ:4mm
・カラー:ブルー
・サイズ:1x5m、2x5m
4ミリの防風で十分に風対策ができています、もっと早く買っておけばよかったと思います。幅1mは素人にとってとても扱いやすくてよかったと思います。
出典: 楽天市場
強力ラッセル編み!カラーが3色から選べる
・網目の大きさ:4mm
・カラー:ブルー、ホワイト、ブラック
・サイズ:1×50m
・材質:ポリエチレン(ラッセル編)
今回初めてワイドラッセル防風網の白色を購入しました。用途はブルーベリー園の防鳥です。サイズは1mなので腰下の高さまでこの防風ネットを張りそれ以上、上の部分は防鳥ネットの30mm目のネットを張る予定です。色が白なので明るくていいのかなと思います。
出典: Yahoo!ショッピング
目立ちにくい!景色の溶けこむカラー
・網目の大きさ:4mm
・カラー:ダークブラウン
・サイズ:1x5m
・材質:ポリエチレン
幅や長さ、網目のサイズ、カラーも、すべて選べる!
・網目の大きさ:1mm、2mm、4mm、6mm、12mm
・カラー:ブルー、ホワイト、ブラック、シルバー、グリーン
・サイズ:1×50m
・材質:ポリエチレン(ラッセル編)
とてもしっかりした作りで満足しています。お値段の安い他の商品とかなり迷いましたが、やはり日本製がいいだろうと思ってこちらを購入しました。色は汚れが目立たないかなぁと思ってシルバーにしました。これもなかなかいいです。配送も時間がかかると思っていたのに思いのほか早く届いてびっくり。週末に作業ができるので助かりました。また必要になったらリピートしたいと思います。
出典: 楽天市場
防風ネットとあわせて支柱も購入しよう
防風ネットを張る時にかかせない支柱。屋外で使用してもサビにくいもの、作業がしやすいものなど、おすすめの支柱をご紹介します。わかりやすい設置手順付きの、防風ネットを張るために必要なものがすべて入ったセットもあります。防風ネット&支柱&必要部材がすべて入ったセット
・セット内容:防風ネット(1枚)、ネットキャップ支柱(6本)、控え支柱(2本)、らく留めクリップ(6個)、控えジョイント(2個)、固定リング(2個)
・サイズ:防風ネット(1.0×10m)、ネットキャップ付き支柱(φ20×1.2m)
亜鉛メッキ加工&耐候樹脂がコーティング
・サイズ(支柱):約φ3.3cm
・カラー:ブラウン
・・材質:亜鉛メッキスチール
防風ネットの設置用に購入しました。他の単管パイプと比較してもコーティング+キャップがしてあるので錆にくいので良かったと思います。
出典: Yahoo!ショッピング
作業がしやすい、直径4.86㎝の単管パイプ
・サイズ:直径4.86㎝
・材質:先メッキ、ピン加工なし
葡萄棚として活用。現在ある葡萄棚を広げる為に準備しました。このサイズは多様に組み合わせが出来る為、非常に便利です。
出典: 楽天市場
家庭菜園なら、トンネル支柱&防風ネットでも◎
・サイズ:長さ270×幅180×高さ85cm
・容量:50本
こんな使い方も!防風ネットのおすすめ活用術
防風ネットのおすすめの活用術をご紹介します。冬場の鳥害を防ぐための方法や、トンネルを守る方法、パイプハウスの活用方法など。いろいろな使い方ができますよ。トンネルを守る
防風ネットが強風で畝の小トンネルが飛んでしまいそうなときは、トンネルの上から防風ネットをかけて押さえつけます。畑の畝に植えたての幼苗などは、強風に当たると風で振り回されて葉がちぎれたりすることがあります。そこで防風ネットのほか、不織布などを直接ベタかけして保護するとよいでしょう。また台風のときにも同じように草丈の低い野菜に直接かけて、飛ばされないように押さえて守りましょう。
冬場の鳥害を防ぐ
さらに、防風ネットには、冬場の鳥害を防ぐために防虫ネット同様、作物の上から直掛けする使い方もあります。防風ネットおよび、防虫ネットは目が細かいので、ブルーベリーやかんきつ類などの果樹などに直接かけると鳥害から保護することができます。