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畑や地植えでの栽培方法はこちら
大葉栽培の監修は、プランター野菜栽培家の安藤康夫さん
現在は、プランターの限られた土の量で、どれだけ高品質な野菜が育てられるかを探求中!
関連サイト
Facebook 「Hanna-papaの菜園日記」
2019年5月以前のブログ 「Hanna-papaの菜園日記 2」
著書
『プランターで有機栽培1』(農文協)
『プランターで有機栽培2』(農文協)
大葉(シソ)のプランター栽培の特徴と収穫時期
大葉の栽培時期
・植え付け:5月中旬~7月
・収穫:6~11月
※年間平均気温が12〜15℃の温暖(中間)地基準
大葉栽培に最適な温度
大葉の栽培適温は、20~25℃。大葉は20℃以上の温度がないと発芽しないため、暖かくなってくる5月になってから種まきをしましょう。室内でのプランター栽培なら、4月から始められます。赤シソの魅力!関連記事はこちら
大葉栽培に最適なプランターの置き場所
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プランターを室内に置く場合
プランターで育てやすい!大葉のおすすめ品種
生育旺盛で収穫量が多く、プランターで育てやすい品種は「青ちりめんシソ」。葉はちりめんタイプで、やわらかくておいしい大葉です。青ちりめんシソのおすすめの種
大葉(青ジソ)と赤ジソは、同じプランターで育てられる
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大葉栽培にぴったりのプランターの大きさ・必要な土・肥料など
大葉栽培にあったプランターのサイズ、土や肥料を確認しておきましょう。また、支柱があると株が安定するため、支柱も用意しておくのがおすすめです。大葉を1株育てるのに最適なプランター
・B:高さ20cm程度
直径が24cmある8号以上の大きさのプランターが理想です。
1株ならプランターの代わりに牛乳パックを使っても育ちます。水がたまると根腐れするので底には穴をあけておきましょう。
おすすめのプランター
・サイズ:直径14.5×高さ13.5cm
・容量:1L
色が綺麗なグリーンで、軽くて管理しやすいです!植物を植えて屋外においていると、雨の日が続き、通気が良いかは まだ分かりませんが 使いやすくお安かったので また是非購入したいです!
出典: Amazon
大葉を2株育てるのに最適なプランター
・B:奥行20cm以上
・C:深さ20cm以上
1つのプランターで2〜3株育てるなら、長辺65×短辺20×高さ20cmある長方形の65型以上のものを準備しましょう。おすすめは2株で、植え付ける場合の株間は20cm。3株植える場合は15cmです。
大葉のプランター栽培に必要な支柱のサイズ
育てる大葉の株1つに対して、60cmの支柱を1本準備します。大葉の茎を支えることで、わき枝が生長していっても株が安定します。おすすめの支柱
大葉のプランター栽培に適した土
大葉はあまり土を選ばないので、一般的な野菜用培養土でOKです。肥料入りのものを選べば、元肥は必要ありません。おすすめの土
・容量:12L
初心者で、もしくはどう扱っていいかわからない植替え作業で、
肥料の割合や配合など難しいことを考える手間と時間を省略して、
サクサク作業を進めるにはとても便利。
花や苗の付き具合もいい。
宅配で手に入ると、買い物の時間と手間、重いものを持ち運ぶ労力を
作業エネルギーに持っていけるので助かっている。
出典: Amazon
大葉のプランター栽培に適した肥料
大葉への追肥には、チッ素分が多く含まれている油かすがおすすめです。おすすめの肥料
・容量:2.5Kg
これを使ってから、まだ日が浅いですが突然植物の成長が良くなりました。
色々な大きさの粒が入っているので一袋で大鉢から小鉢まで使えます。
硬くて崩れにくいので霧吹きの中に入れて吹いたりしてます(本当は詰まるから駄目なんですが)
春だからかもしれませんが(今日の東京は22℃)ビカクの葉が50㎝以上に伸び
レモイネイの貯水葉が急激にに育ち始めました。
良いものが見つかって良かったと思います。
出典: Amazon
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プランターでの大葉の栽培方法|種まき・苗の育て方・収穫のコツなど
Step1. ビニールポットへの大葉の種まきと育苗
- 口径7.5cm程度のビニールポットに、種をぱらぱらとまきます。大葉の種は光に当たったほうが発芽しやすいので、種まき後は土に埋めずに手で土になじませる程度でOKです。
- いくつか発芽してきたら、生育の良い芽を残して間引きしながら、本葉が1枚出るまで育苗します。
くさび形の小さな穴がつながったセルトレイを使うなら、一番細目のタイプに種を1粒ずつまいて育苗しても育ちます。
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Step2. 土の準備と大葉の苗の植え付け方
苗を植え付けるタイミング
日中の外気温が20℃を超え、本葉が1枚出たらプランターに苗を植え付けましょう。プランターと土の準備
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大葉の苗の植え付け方
- プランター内の土に穴をあけます。根を痛めないように、苗を土ごとビニールポットから取り出し、プランター内の土と苗の土の高さをそろえるように穴へ埋め込みます。
- プランターの底から水が滴るほどたっぷり水をあげます。植え付け後すぐは、水道のホースで水やりすると苗が倒れてしまうこともあるため、ジョウロを使うか、ホースのノズルをミスト(霧)にするのがおすすめ。
土の乾燥を防ぐには敷きわらが最適!
大葉は乾燥に弱いため、敷きわらがあれば株元の土を覆いましょう。病害虫の発生や雑草が生えてくるのも防げます。
Step3. 水やりは、葉の裏にもしっかり
水切れをおこすと、すぐに葉が硬くなったり萎えたりします。一度硬い葉になってしまうと水を与えても元には戻らないので、忘れずに水やりしましょう。
Step4. 支柱を立てて、枝を誘引する
株の背丈が30~40cmを超えたら、苗から少し離れたところにまっすぐに支柱を立て、茎を傷つけないように麻ひもを使って八の字結びにして固定します。写真は別の野菜のものですが、ひもの結び方は同じなので参考にしてくださいね。
Step5. 大葉には追肥を忘れずに
しかし、反対に与え過ぎると害虫がつきやすくなり、根が焼けて枯れてしまうこともあります。上記の頻度と量を目安にしながら、株の生長にあわせて調整しましょう。
追肥と合わせて増し土しよう
土の表面に根が浮いているのが見えたら、増し土をします。追肥のタイミングであれば、油かすを半握りほど一緒に混ぜると良いでしょう。肥料の入った培養土を増し土するなら、追肥は混ぜなくても大丈夫です。Step6. 収穫を兼ねて、摘芯(摘心)しよう!
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プランター栽培で、大葉の芽・穂・実も収穫できる!
「芽」の収穫
種まき後、葉が1~2枚出た状態の間引きした芽は、芽シソとしてお刺身と一緒に食べるのがおすすめ。芽シソははさみで株元を切り取り取るように収穫すると、根ごと引き抜くより土がつかないので食べやすいですよ。「葉」の収穫
大葉は生長が速いので、摘心するように先端を収穫しても、あっという間に葉が増えていきます。葉が混みあうと通気性が悪くなり虫がつきやすくなったり、穂が出ると葉が硬くなったりするので、おいしい葉を長く楽しみたいならこまめに収穫しましょう。
葉がなくなるほど採り過ぎてしまうと光合成ができなくなり、収穫もできなくなるので注意してくださいね。
「穂」の収穫
「実」の収穫
タイミングは株が衰えたら!大葉栽培後の片付け
プランター栽培で大葉の株を増やしたいときは
カットした大葉の茎を挿し穂にして増やす
自然にこぼれ落ちた種から発芽したものを植え替える
どちらにしても同じプランターでそのまま育てるのはおすすめできないので、本葉が出るのを待って、新しい土に植え替えましょう。