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7万円でできる和風の庭づくり!【DIY MAGAZINE セーチさんに聞いてみた】


四季折々の表情を見せる日本庭園。ただ見ているだけでも、ほっと心安らぎます。そんな庭が自分の家の縁側から眺められたら素敵ですよね。今回、Youtubeチャンネル「DIY MAGAZINE」のセーチさんに、たった7万円でできる和風の庭づくりのコツについて伝授していただきました!
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和風の庭を眺める様子

出典:PIXTA
四季折々の表情を見せる日本庭園。ただ見ているだけでも、ほっと心安らぎます。そんな庭が自分の家の縁側から眺められたら素敵ですよね。
本格的な日本庭園となると飛び石や枯山水、池や橋に…とハードルが高く業者に頼んでも非常に高額。ですが、”和風”な庭であれば初心者でも低コストでDIYできるんだそうです。
今回、Youtubeチャンネル「DIY MAGAZINE」のセーチさんに、たった7万円でできる和風の庭づくりのコツについて伝授していただきました!
記事の最後に今回の作業を動画で見れるリンクもあるので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね♪

全体のデザインを決める

ビフォー

荒れた庭
提供:DIY MAGAZINE

アフター

日本庭園風の庭
提供:DIY MAGAZINE
庭づくりをするには、コンセプトを決めて、完成イメージをしないとパッチワークのような庭になってしまいます。

そのために、庭の形・広さ・動かせないものなどを調べる必要があります。

日本庭園のようにするのか、イングリッシュガーデンのようにするのかで、準備する道具もかかる手間も変わるので大事な工程です。

和風の庭づくりに必要な道具と予算

庭のDIYに費用な道具は数えるほどしかなく、意外と少ないです。日本庭園にする為の道具と予算は下記一覧です。
 スコップ 数百円
 植木 約5,000円
 芝生 約10,000円
 石畳 約10,000円
 砂利 約40,000円
 ソーラーライト 約5,000円
砂利を使う量によりますが、数100kg使う場合は近隣の石材店に注文した方が安く済みます。

庭づくりの作業の流れ

和風の庭 飛び石
出典:写真AC
和風ガーデンのつくりかたを、次の5つのステップに分けて解説していきます。

Step1. 庭づくりの前に雑草を抜いて整える
Step2. 芝生を敷く
Step3. 敷石・砂利を敷いて日本庭園感を出す
Step4. 色付きの庭木を植える
Step5. 夜中に自動点灯するソーラーライトを設置

Step1. 庭づくりの前に雑草を抜いて整える

雑草を抜く作業
提供:DIY MAGAZINE
長い物だと膝下くらいまで伸びている雑草を抜いていく地道な作業です。後で耕すので、根っこから抜く努力はしますが、ある程度のところで妥協しました。

Step2. 芝生を敷く

芝生を敷く前に土をならす
提供:DIY MAGAZINE
芝生を敷く前に土が固くでこぼこしているので耕します。

土を平らにすることで水たまりができないようにします。
芝生を敷く
提供:DIY MAGAZINE
芝生の敷き方は、4種類あります。

・ベタ張り:芝生を隙間なく敷き詰める方法。一番成長が早いですが芝生をたくさん使います。
・目地張り:芝と芝の間を空けて張る方法。すきまの幅が広がるほど仕上がるまでに時間がかかります。今回はこの方法です。

その他に、市松張りや条(すじ)張りがありますが、時間がかかり過ぎるので、おすすめしません。


Step3. 敷石・砂利を敷いて日本庭園感を出す

敷石を敷く
提供:DIY MAGAZINE
敷石を敷くと日本庭園感を出すことができます。

日本庭園の石と聞くと高いイメージがありますが、今回はイングリッシュガーデン用の石を使います。

完成形のイメージに近づくのであれば、日本庭園用の石にこだわらずにホームセンターなどで探してみると、おもしろい石がたくさんあるので自分のイメージと近いものを選ぶのもいいと思います。

材料を試行錯誤しながら選ぶのがDIYの醍醐味ですからね。

白玉砂利をまく
提供:DIY MAGAZINE
白い石だけだと葬儀場のようなイメージになるかなと思ったので、ピンク色の石と混ぜながら敷き詰めます。

※雑草処理を一切やりたくない方は、砂利を敷く前に防草シートを敷いた方が良いです。

日本庭園 砂利
提供:DIY MAGAZINE
砂利も丸石にこだわらずに、カクテルストーンというイングリッシュガーデン用を使い、ピンクが全体に行き渡るように敷き詰めます。

ここでも綺麗に敷き詰めようとはせずに、白とピンクがザっと混ざるくらいの間隔で敷いていきます。

ピンク色のカクテルストーンをまぜる
提供:DIY MAGAZINE
横から見ると桜が散っているように見えるのが特徴で、水に塗れると色が濃くなるのもおもしろいです。


Step4. 色付きの庭木を植える

ポンカンの苗
提供:DIY MAGAZINE
家の中が道路から丸見えだったので、さえぎる用に庭木を植えます。

紅葉など色付きの木を植えようかなと思いましたが、日本庭園になる果実も良いなと思いポンカンの木を植えることに。

ポンカンの木を植える
提供:DIY MAGAZINE
庭の植木にはツツジなどが良く使われますが、芝の緑に砂利の白石と色が寂しかったので、成長しやすい色付きの植木を植えると華やかなになって良いと思います。

庭で採れるポンカンの果実をお客さんに提供できたらいいなと想像し、今から成長が楽しみです。


Step5. 夜中に自動点灯するソーラーライトを設置

ソーラーライトの設置
提供:DIY MAGAZINE
夜は真っ暗で殆ど庭が見えなくなります。
家の壁から電源をとってライトアップするのも良いですが、なるべく手間をかけたくなかったのでソーラーライトタイプを設置します。

ソーラーライトのある和風の庭
提供:DIY MAGAZINE
ソーラーライトはON・OFFのスイッチがいらず、夜になれば自然とライトアップしてくれるのでおすすめです。
お店などでライトの方向を木に向けるといったオシャレな演出をしていますが、ソーラーライトだと電源の位置を気にしないでいいので、簡単に木々を照らせるのも魅力的です。
人が通るとさらにライトを一段階強くしてくれるのも嬉しい機能ですし、ライトの方向で夜の庭の見え方が変化するのもおもしろいです。

和風の庭づくりに気軽に挑戦してみよう!

荒れ果てていた庭をDIYで綺麗な日本庭園にすることができました。

庭づくりと聞くと大がかりな工事をイメージしてしまい、DIYではハードルが高いように感じるかと思いますが、雑草シートや砂利が流れないための石など、細部にこだわり過ぎず、ある程度の妥協を許すことで本格的な庭づくりに比べて費用を抑えることができますし、DIYでも簡単に庭づくりができます。

今回の費用総額は7万ほどでしたが、塀を造ったりデッキを造ったりすると10万は超えてきそうです。

砂利の形や敷石の大きさ、芝生にするのかレンガ仕上げにするのかなど、庭づくりは個性を出せる部分がたくさんありますので、ぜひ庭づくりに挑戦してみてください。

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この記事の筆者:
DIY MAGAZINE

1990年生まれの福岡在住。福岡の田舎で築40年の中古物件をセルフリノベーションしながら賃貸業やメディアの運営など幅広く活動中。

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