そこでこの記事では、家庭菜園の本を選ぶ際のポイントやおすすめの本を紹介します。AGRI PICKで活躍中の先生たちの著書もありますよ!
家庭菜園の本ランキング
まずは家庭菜園にまつわる本のランキングを紹介します。今どんな本が人気があるのか、ぜひチェックしてみてくださいね!家庭菜園の本の選び方
家庭菜園に関する本が欲しいけれど、たくさんあり過ぎてどう選べば良いのかわからない…という人も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを解決すべく、ここでは自分に合った本を見つけるためのポイントを紹介します。目指す農法で選ぶ|基本的な農法~自然栽培まで
ひと言に家庭菜園といっても、さまざまなやり方があります。化学肥料や農薬を使うのか、無農薬で育てるのか、それだけでも育て方は大きく変わってきます。さらに、畑なのかプランターで育てるのか、種はどういうものを選ぶのかなど、どのようなスタイルを目指すのかによって、お手本にする本も変わってきます。慣行農法
多くの農家でも実践している、最も一般的な農法。病害虫や雑草の発生を防ぐために農薬を使用したり、化学肥料を用いて作物の生育を促進したりすることで、収穫量の最大化を目指すスタイルです。初心者は、まずは慣行農法を知ることから始めましょう。有機農法
農薬や化学肥料を使わずに、鶏ふんや牛ふん、米ぬかなど、天然の有機物を肥料にして作物を育る農法です。有機資材を使うことより、微生物が活発化し、土壌の保水性や排水性、通気性などが改良されるという利点もあります。自然栽培
有機農法と似ていますが、農薬はもちろん肥料も使わず育てるのが基本の農法です。場合によっては畑を耕さず、雑草を活用するやり方もあります。写真や栽培カレンダーなどが充実しているものを選ぶ
家庭菜園の初心者は、文章だけの本は内容がわかりづらいもの。農業の専門用語などが出てきても、意味がわからなければ役に立ちません。写真や栽培カレンダーなどが載っていて、ひと目で内容がわかるような工夫がされている本を選びましょう。写真・イラスト
写真やイラストがあると、視覚から直感的に理解することができます。栽培方法などが理解しやすいだけでなく、きれいな写真があると見ているだけでも楽しめ、モチベーションもアップ!栽培カレンダー
初心者にとって、とても頼りになるのが栽培カレンダーです。いちいち文章を読まずとも、パッと見で種まきや植え付け、収穫の時期を確認することができます。著書を持つ人気の菜園家
福田俊(ふくだとし)
東京農工大学農学部農学科卒。菜園家。ブルーベリー研究家。40年以上もの家庭菜園歴を持つ福田俊さん。「どうすればおいしい野菜がたくさん採れるか」「いかにラクで楽しい野菜づくりができるか」を追求し、「フクダ流」自然農的有機栽培を実践。AGRI PICKでは、初心者にもわかりやすい野菜栽培のコツを教えてくれています。監修を務めた家庭菜園誌や著書も多数。菜園動画が大人気のYouTuberでもあります。
福田さん監修の記事は、こちらから!
・出版社:学研プラス
・内容:147ページ
限られたスペースで無駄なく野菜を育てるには豊富な知識と経験が必要です。
しかし、市民農園 初心者には、わからないことがいっぱい。
この本は、写真とイラストが多用されているので初心者にもわかり易く、お勧めの書籍です。
更に、プロの農家と違った目線と様々なアイデアで野菜作りがより楽しくなります。
野菜だより や 筆者のホームページの動画閲覧もお勧めです。
出典: Amazon
木嶋利男(きじまとしお)
東京大学農学博士。農学者。自然農法大学校校長などの役職を経て、現在では「伝統農法文化研究所」代表、一般社団法人MOA自然農法文化事業団の理事を務めています。有機農業や伝承農法などの研究・実証を行うほか、有機農家の栽培指導やセミナーなどにも奔走している木嶋さん。著書や論文も多数。AGRI PICKでは、野菜の栽培方法や農業資材、土壌改良方法など多くのテーマを監修しています。
木嶋さん監修の記事は、こちらから!
・出版社:家の光協会
・内容:96ページ
竹内孝功(たけうちあつのり)
自然菜園コンサルタント。「自給自足Life」代表。「育てる楽しみ・食べる幸せ・豊かさを分かち合う」をビジョンとした、自然菜園スクールを主催。農薬や肥料を使わずに野菜が自然に育つ、持続可能な菜園づくりを実践している竹内さん。多くの書籍のほか、自然農法の魅力を伝えるイラスト図解ハンドブックやDVDも、好評を得ています。
・出版社:農山漁村文化協会
・内容:160ページ
これから自然菜園を始める方、現在進行中の方、皆さんにとって大変解り易く解説されているエッセンスが満載です。四年掛けてまとめられただけのことは有ります!
出典: Amazon
藤田智(ふじたさとし)
岩手大学大学院卒。恵泉女学園大学人間社会学部社会園芸学科 教授。NHK「趣味の園芸・やさいの時間」で講師を務めるほか、民放テレビやラジオ、市民農園でも野菜作りの楽しさを伝えている藤田さん。野菜の栽培に関する著書は、130冊を超えています。
・出版社:NHK出版
・内容:256ページ
野菜作りについて全てのことが網羅されていて写真も豊富に使って説明されてとてもわかりやすいです。品種も紹介されているのには驚きでした。これ一冊で安心です。
出典: Amazon
たなかやすこ
ガーデニングクリエーター。イラストレーターとしての顔も持つ。首都圏近郊での家庭菜園歴は30年を超える。テレビやオンラインでの園芸講師、情報誌の連載執筆など、多岐に渡り活躍しているたなかさん。ベランダ栽培やキッチン菜園などを中心に多数の著書を手がけています。
・出版社:誠文堂新光社
・内容:144ページ
写真、イラストが多くてわかりやすい。何よりも、畑がなくても庭がなくても、ベランダで野菜を作れるっていうことが本当なんだと思えます。野菜の寄植えなんて知らなかったし、寄植えすればベランダ栽培でもいろんな種類を栽培できる、食べられるなんて嬉しいです。やる気が出ます。初めての野菜栽培に向いている本だと思います。
出典: Amazon
草間祐輔(くさまゆうすけ)
千葉大学園芸学部卒業。家庭園芸農薬肥料メーカー在職。千葉大学園芸学部、東京農業大学グリーンアカデミー、園芸専門学校などで非常勤講師も務める。農薬の安全・適正使用の普及や指導を行う(公社)緑の安全推進協会認定・緑の安全管理士、及び同協会講師としても活動。野菜・果樹の病害虫対策に関する著書も多数。AGRI PICKでは、主に野菜の害虫テーマを監修している草間さん。日常でも、植物の病害虫の被害状況の撮影を趣味にしています。
草間さん監修の記事は、こちらから!
・出版社: NHK出版
・内容:112ページ
家庭菜園初心者におすすめの本
今まで野菜を育てたことがないという人でも、栽培のコツがよくわかる本を紹介します。基本的な知識を得られるものから、プランター栽培のテクニックを学べるものまで、4冊厳選しました。水耕栽培から畑へと徐々にステップアップ!
栽培経験がゼロの人も安心!まずはコップでの水耕栽培からスタートし、プランター栽培、畑へと少しずつステップアップしていきながら、野菜作りが学べる本です。初心者にもわかりやすい苗の選び方から土づくり、野菜の保存方法などのノウハウも!・出版社:内外出版社
・内容:176ページ
やさしい言葉と、豊富なイラストで構成されているので、初心者でも安心して挑戦できます。
普通の野菜作りの書籍は「こうしたい!」が先にあって作り方だけが書いてあるものが多いのですが、この本は「やってみたいけど、そもそもどこから手をつけたらいいかわからない」人に最適かと思いました。
まずは、目から鱗の「ベジタブルハンギング」とプランターの「グリーンカーテン」にチャレンジしてみたいと思います。
出典: Amazon
種まき~収穫まで野菜作りの全てのプロセスがわかる
これから家庭菜園を始めるという人にぴったり!必要な園芸用具や野菜の選び方、種まき、苗作りから収穫、土の再生法など栽培のイロハが詰まった辞典的な1冊。また、果菜類や根菜類、ハーブ類など、127種類もの育て方をイラストと栽培カレンダーで詳しく紹介。栽培中によくあるトラブルQ&Aもあるので安心です。・出版社:家の光協会
・内容:544ページ
プランターと猫の額ほどの花壇で、わずかに家庭菜園を楽しんでいます。
本書は、畑の作り方から手入れ、収穫、レシピまで、非常に見やすく丁寧に書かれており、初心者のわたしでもできそうな気にさせてくれる1冊です。
きれいなビニールカバーが付いているのは、庭で読むことを想定したものだと思いますが、こういう細かな心遣いに出版社の良心を感じますね。
内容はかなり濃く、わが家の永久保存版として、これからずっとお世話になることと思います。
出典: Amazon
袋栽培なら、狭い場所でも野菜作りが楽しめる!
「ベランダが狭い」「プランターを用意するのが面倒…」そんなお悩みがある人には、培養土や肥料の袋をそのまま使用して野菜が作れる袋栽培がおすすめ!玄関先などちょっとしたスペースでも栽培OKで、移動も楽々。深さがある袋を使えば、ダイコンなどの根菜類も作れます。野菜の育て方も、ゼロからわかりやすく説明しているのでビギナーには最適!・出版社:秀和システム
・内容:143ページ
名前通り「かんたん」です。プランターで育てるのもいいですが、色々と手間がかかります。
その点、袋だと開けるだけで簡単にスタートできます。場所もあまりとらないし、40種以上の野菜が簡単に作れます。特にダイコンやニンジン根菜類が育てられるのがいい!
私のようなずぼらな人や初心者にお勧めです!
出典: Amazon
ベランダ菜園づくりに役立つ情報が満載!
ベランダでプランター栽培をしたいという人に、おすすめの1冊。掲載されている野菜の種類は、ベランダで育てやすいものを厳選しています。実際の育て方も、写真と栽培カレンダーで丁寧に解説。さらに、野菜の種類ごとに、必要なスペースとプランターのサイズ、収穫量の目安までわかります!・出版社:家の光協会
・内容:128ページ
初心者でも分かりやすい、見やすいベランダ菜園の本です。
写真や図を用いて、必要な情報だけをコンパクトに掲載。ベランダ菜園は初めてという方にも、再入門の方にもオススメ出来ます。
種まきから、追肥、脇芽とり、摘心、収穫の時期、収穫量のグラム数、野菜がどれくらい大きくなるか等を視覚的に表記・図説するなど、工夫されてると思います。
掲載している野菜も、スピード野菜、ミニ野菜、すずなり野菜、ハーブ、健康野菜など育てやすいものを網羅してます。
日当たりの良いベランダさえあれば、この本で十分育てられる内容です。
出典: Amazon
ベランダ栽培に関する記事はこちら
農法にこだわりたい人におすすめの本
水耕栽培で野菜を育てたい人必見!
水耕栽培に関するノウハウがよくわかる1冊。種を発芽させる方法から、藻類の発生を防ぐコツ、大型野菜を育てるための方法まで詳しく紹介しています。また、水耕栽培で育てられる種類の解説は、レタスやハーブなどの葉物野菜だけでなく、トマトやキュウリ、ジャガイモなどの果菜類や根菜類も!・出版社:主婦と生活社
・内容:128ページ
皆さんが仰るとおり、水耕栽培のバイブル、教科書と言って良い分りやすい、実行しやすい内容で良かったです
初めての水耕栽培ですが、きゅうり(苗から購入)すくすく育って実付きも良く、保冷バックの中で根も良く伸びているのが分かり大成功です
ベランダなので、終わった後土の処理に悩まないで済むのがとてもありがたい(以前それで大変でしたので)
この後、ミックスレタス、青梗菜、青じそ、それと食用ミニトマトから自分で種取りしたものの種まきをしました
現在双葉が出ていて可愛い
低コストで楽しく水耕栽培しています
出典: Amazon
水耕栽培のキットについては、こちらの記事をチェック!
家庭菜園での有機栽培のコツがわかる!
有機栽培に挑戦したいという人には、こちらがおすすめ。昔ながらの有機栽培を基本にしながらも、市販されている資材を柔軟に取り入れるなど、気軽に取り組める方法が学べます。肥料の選び方や支柱立てなどの管理方法、病害虫対策まで網羅。小スペースから自然菜園をスタートできる!
無農薬で、肥料もほとんど使わずに野菜を育てる自然栽培の入門書。畑を1m×1mの小さなピースに区切って解説しているので、初心者にも挑戦しやすい内容になっています。写真とイラストも満載で、見た目にも楽しい1冊です。・出版社:学研プラス
・内容:128ページ
野菜が次の野菜のために土を作るという自然菜園の成り立ちを理解しやすく説明されていて、菜園初心者にもやって行きたと意欲を持たせていただける本です。
ぐるぐるリレープランを通して、実際の野菜の種や苗を植える時期がわかるので、畑のプランを立てるのにとても良いと思いました。
この本から学び、自然菜園楽しみたいと思っています。
出典: Amazon
目からウロコの実践的自然農法を学ぶ!
肥料と農薬に頼らずに、自然の力を活かして野菜本来の味を引き出すためのアイデアが満載!土壌の微生物を増やしたり、野菜の根を発達させたりする自然農法で、家庭菜園の常識を変える1冊。イラストの図解や写真でやさしく解説してくれるので、初心者にもおすすめです。・出版社:学研プラス
・内容:146ページ
著者の三浦さんの農業指導に参加して やり方を見るだけでしたが こちらの本を見て かなり理解が深まりました。
土の作り方、種の植え方など えっ!?こんなやり方があったのかとびっくりすることばかりです。
人間の都合でなく 土や作物がどうなったらうれしいのかを考えて農作業ができる本だと思いました。
出典: Amazon
自然栽培について詳しく知りたい人はこちら!
栽培についての知識や理解を深める本
土や肥料、微生物など、より専門的な知識を得ることで、野菜作りはさらに楽しくなります。ワンランク上の栽培技術を学びたい人にもおすすめの本を集めました!土づくりと肥料について深く学びたい
家庭菜園を始める前に、基本的な知識として押さえておきたいのが土づくりです。本書では、土の構造から始まり、pHや養分の調べ方、土壌改良の方法まで詳しく解説。そのうえで、肥料の選び方や使い方も学べるため、良い土づくりについてより深く理解できます。プランターの土づくりや用土の配合、土の消毒方法も。・出版社:家の光協会
・内容:160ページ
市民農園で毎年色々な野菜栽培を楽しんでいました。今までは、土と肥料については、適当に施していました。
これからは、土と肥料の作り方・使い方を読んでしっかりした野菜作りをしたいと勉強中です。
出典: Amazon
土づくりに関する情報は、こちらの記事でも!
土壌微生物の働きがわかる
微生物と土壌との関係性や、農業においての働きなど、土壌微生物の奥深い世界に触れることができる良書。濃い内容ながら、さくさくと読めるのも魅力です。良い堆肥の見分け方や生ごみを使ったコンポストなどについても学べます。・出版社:築地書館
・内容:196ページ
公害、環境問題から環境生物学に関心を持ち土壌微生物学者となった著者(佐賀大学農学部名誉教授)が土壌微生物の魅力と人との関わりについてわかり易く解説した一冊。巻頭カラー写真、イラストや写真も多く、読み進んでいるうちに土壌微生物の多様性と人にもたらしてくれている恩恵(医療、農業、畜産)について詳しく知ることができます。タイトルにある通り、人に話したくなる知識が詰まっています!軽妙な語り口で終わりまで一気に読めました。
出典: Amazon
堆肥やコンポストに関する情報は、こちらの記事でも!
コンパニオンプランツについて知りたい
組み合わせの良い植物を混植することで、病害虫の被害を減らしたり、収穫量を増やしたりすることができる「コンパニオンプランツ」。この本は、家庭菜園にも役立つ88の野菜の組み合わせと栽培方法を紹介しています。コンパニオンプランツを順番に育てる、リレー栽培のテクニックも!コンパニオンプランツに関する情報は、こちらの記事でも!
病害虫発生のメカニズムや防除方法を知る
病害虫が発生する原因や防ぐための栽培管理の方法、防除法について詳しく知ることができる1冊。農薬の使い方はもちろん、無農薬でも病害虫を防除できるテクニックも紹介されています。豊富な写真や図解でわかりやすく解説しているので、初心者にもおすすめ。・出版社:誠文堂新光社
・内容:159ページ
図とカラー写真多様で非常に読みやすいです。
プロとして見れば基本的な事ばかりですが、
決して教科書的な古臭い解説ではないので読んでいて飽きません!
大潮防除という考え方は目から鱗でした。
出典: Amazon