目次
キャンプ用薪ストーブもおすすめ!
薪ストーブの必需品!薪割り斧
ロケットストーブとは?
ストーブといえば冬に使うイメージがありますよね。でもロケットストーブは、アウトドアクッキングやキャンプの焚き火などみんなが囲んで眺めるものとして、一年を通して使うことができるストーブです。寒い日の釣りに持っていけば、釣りたての魚を焼いて食べるという至福の時間を楽しむこともできますよ♪そしてうれしいことに、燃料は周囲に落ちている小枝や落ち葉でいいから経済的!
以前ロケットストーブは製品がほぼなく手作りするしかありませんでしたが、最近ではネット販売でも手軽に入手可能です。
ロケットストーブの構造・原理・耐久性
ロケットストーブの構造・原理
ロケットストーブの名前の由来をご存知ですか?ロケットの発射時のように、「ゴーッ!」という音をたてて勢いよく火が燃えることからロケットストーブと呼ばれています。ロケットストーブは雪山のロッジなどにある薪ストーブとは別物で、薪ストーブは燃焼室で木を燃やしますが、ロケットストーブは燃焼室がなく煙突の中で枝などの燃料を燃やします。火をつけると断熱された煙突内部の空気が熱せられて煙突内で上昇気流が発生し、次第に焚き口から空気の入り込みが激しくなって、ロケットが発射するときのような音とともに炎が燃え上がります。つまり、排気の勢いで空気が大量に取り込まれるため燃焼が強くなるストーブなんです。さらにうれしいのは、燃やす過程でできる木質燃料をほぼ燃やしつくしてくれるため、灰などのゴミがとても少ないこと。これは、木質燃料が酸素と反応して一次燃焼が起こった後も排気でどんどん酸素が入り、燃えなかった成分が再び酸素と反応して二次燃焼を起こすためです。
自作できる?ロケットストーブの耐久性は?
ペール缶や一寸缶などを利用すれば、ロケットストーブは比較的簡単に自作できます。しかし、耐久性には注意が必要です。DIYのロケットストーブは煙突部分にステンレス製の材料を使うことが多いのですが、頻繁に使いすぎると高温になるロケットストーブの熱に耐えられず穴が空いたり、溶けてしまったりする恐れがあります。自作が安全面で心配という方は、市販のロケットストーブを購入するほうが良いでしょう。暖房・焼却炉・アウトドアに!ロケットストーブの使用例
ロケットストーブの使い方はいろいろ!基本の暖める機能だけでなく、落ち葉などを燃やして焼却炉代わりにしたり、家ではレンガを使って本格的なピザ釜として、そのほか七輪代わりや融雪にも使用することができます。1. 焼却炉代わりとして使う
剪定したあとに出る落ち葉や枝は、資源ごみとして回収してくれる市町村もありますが出し方に決まりがあり、大きさによっては有料になることも。そんなとき、少量ならロケットストーブで焼却炉代わりとして燃やしてしまうのも一つの手です。使用するロケットストーブは、できればレンガを使った大きめのものがおすすめです。※落ち葉の焼却であっても、自治体によっては禁止しているところがあるので注意。
2. ロケットストーブを活用して、キャンプで焚き火
キャンプといえば焚き火!暗闇で火を眺めるだけで非日常感からテンションが上がりますよね。焚き火は楽しいのですが、火の粉がパチっとあちこちに飛んで小さい子どもがいて危険を感じることも。そんなときは火の周囲が囲まれているロケットストーブが安心!使用後に灰があまり出ないので始末も簡単です。お鍋ややかんを持っていけば、ちょっとした調理や上にマシュマロをかざして焼きマシュマロを楽しむこともできます。ただし、安心といっても火の取り扱いには常に注意が必要です。3. ロケットストーブで自宅でピザを楽しむ
レンガでロケットストーブを作れば温度がかなり上昇するので、本格的なピザが焼けますよ。ホームパーティ用にお庭にピザ窯を作り、みんなでアツアツのピザを頬張る!という、すごく贅沢な時間を楽しむことができます。また、後ほど紹介する市販のロケットストーブ「エコズーム・バーサ」の上にダッチオーブンを乗せてもピザが焼けますので要チェックです。4. ロケットストーブで簡易暖房
災害時や雪山のキャンプで、暖房器具として使えるロケットストーブ。煙が少ないのが特徴のロケットストーブですが、少ないとは言え無煙ではないので一酸化炭素も発生します。室内で使用するときは換気に十分気を付けて使用してくださいね。5. ロケットストーブを七輪代わりに!
ロケットストーブの構造は、排気の勢いを利用して大量の空気を取り入れて燃焼が早く進むため、魚焼きなどで活躍する七輪の代わりとして使えます。ただし火力の調節が難しいので、弱火の調理は難しいかもしれません。6. ロケットストーブで融雪
ロケットストーブの煙突は高温の排気管になります。それを活用して、雪が積もった場所に煙突を寝かせるように横引きにして設置し融雪に活用する人や、屋根裏に配管を巡らせて排熱で屋根の雪を溶かすなど、重労働である雪下ろしの手間を減らす事を考えて使用されている例があります。ロケットストーブの選び方
サイズを確認
本体の大きなロケットストーブほど、小さいものと比べて高火力になります。ダッチオーブンなどを使って、一度にたくさんの量を高温調理したいという方は、大型のロケットストーブを選びましょう。小型のロケットストーブでは、小さな鍋やフライパンを使って調理ができるのはもちろん、コンパクトにまとまるので、持ち運びもとても楽になります。
折りたたみ式は、工具なしで分解できて収納容器にまとまる、小さくて軽いものが◎ソロキャンプや少人数で使うのであれば、小型のロケットストーブで十分でしょう。
大きめのロケットストーブがほしいのであれば、車のトランクに収まるかどうかチェックしておくと、後で困ることはありません。
煙突の高さや安定感を確認
ロケットストーブは煙突効果(温まった空気は上昇し、煙を外に逃がすとともに、新しい空気を燃焼室に吸い込む力を生み出すこと)で火の燃焼効果を高めていて、煙突が高いほど効果があります。ただ、煙突をコンロとして調理器具を置く関係上、煙突の高さは、高温になる調理器具を取り扱いしやすいことがポイントです。またロケットストーブは煙突がとても高温になるので、やけどや衣服の焦げには十分気を付けてください。
高さのほかには、煙突と五徳の造りがしっかりしていて安定感があるものを選ぶことも重要です。地面に安定した状態で設置できるタイプを選びましょう。
煙突を本体に内蔵したタイプのロケットストーブは、小さいながら安定感があって大きな鍋も置けるうえ、高温の煙突部分が中に入っていて安全なので、お子さんとのキャンプに使用するのにも向いています。
おすすめロケットストーブ8選
人気のロケットストーブが欲しいけれどDIYに慣れていない、自作では作りに不安がある、忙しくて作る時間がないという人に、ネットで販売している人気のロケットストーブをご紹介します。1. 高耐久性で安心の定番商品
本体に触れても火傷をしにくい構造になっているため、子どもがいても比較的安全な製品です。耐久性能は13,000時間。煙の発生も少ないので、日常使いから災害時の料理作りまで役立ちますよ!・重量:7.16kg
まず、スチール缶の物よりデザインに一目惚れです。カッコイイ!子供がいるので、燃焼中も外側があまり熱くならないのもポイント高いです。届いてすぐその実力を試してみました。確かに少量の燃料でよく燃えます。これからの季節に重宝しそうです。また、キャンプに行ったらレビューします。楽しみです!
出典: Amazon
2. ダッチオーブンも使えて調理の幅が広がりそう
高い燃焼効果で、一旦着火すれば少々湿った薪でもよく燃えてくれます!ほぼ完全燃焼でクリーン排気、煙も灰も少なくあと片付けも手間なし。また、ダッチオーブンファンにはうれしいどっしりとした形と重量で安定感抜群!お鍋も安心して乗せられます。・重量:7.5kg
焚き火には躊躇するような風のなか初火入れしましたが、これなら安全に薪を燃やすことができます。初めてでも着火はびっくりするくらい簡単でした。燃えかすもなく最後は灰しか残りませんので後片付けも楽々
出典: Amazon
3. 煙が少なくアウトドア初心者にもおすすめ
燃料投入口の角度が斜めについているので、燃料がなくなると勝手にどんどん小枝が落ちていく仕組みの製品。枝の先端が燃える度に押し込むという、煩わしい作業がありません。煙突付きなのでコンロは2カ所あり、下段は弱火、上段は強火で調理が可能。横に流れる炎が美しく、安全なクッキング焚火台が嬉しいです。防災安全協会推奨でもしもの備えにぴったりの、アタッシュケース付き防災パッケージになっています。4. キャンプ好きにはたまらない無骨なボディ
ソロキャンプ 好きにはたまらない無骨なボディに、男心くすぐる焼付塗装のつや無しマッドブラック。小型で持ち運びしやすく、えんとつ型の先端にクッカーなどの調理器具を置くことが出来て、簡単な料理を作れたりお湯を沸かしたりできるので、アウトドアで炎のゆらめきを味わいながら調理などを楽しむストーブとして適した製品です。・重量:1.4kg
割りばしでも筒先から炎を噴き上げるケトルNo,1レベルの水ならすぐに沸騰させられます
小さいロケットストーブだけどマッドブラックの耐熱焼き付け塗装と工芸品レベルの風貌、そして圧巻の噴き上げる炎により心に刻まれる逸品
出典: Amazon
5. 大人の「火遊び」の優れた味方
ペール缶に鉄板パネルと煙突を組み入れただけで作れる自作ロケットストーブ。すべての部品が20Lのペール缶に入れられて持ち運びができる作りになっています。天板で魚を焼いたりお湯を沸かしたりと調理が可能。アウトドアだけでなく、災害用としてもおすすめの製品です。・内容:天板2枚、仕切板2枚、クロス五徳板2枚、ネジ2個
主に剪定した庭木の処分用に焼却炉として使用しています。
素人ですのでロケットストーブの細かい仕組みは分かりませんが、勢いよく燃えて煙も少ないので非常に満足しています。
全てのパーツがペール缶に収納出来ますので持ち運びにも便利です。
ただ焚き火台でいう脚部がありませんので、直火禁止の場所ではブロック等で地面との距離をあけないと真下が丸焦げになるので注意が必要です。
出典: Amazon
6. 3段階空気調節で火力自在
全国のホームセンターでも幅広く展開するアウトドアブランド「BUNDOK」の小型・折りたたみ式のロケットストーブ。薪を入れるだけで簡単に火が起こせて、二次燃焼により少ない燃料で高い火力を保ちます。煙の量も少なく、高温で安定した火力で、ダッチオーブンでの調理もスピーディーに。3段階に空気調整可能なので、用途やシーンに合わせて火を調節できるのも魅力。・重量:3kg
鍋、ヤカンなど2つ同時に利用できる点が非常に使いやすいです。煙突部分がネジ固定の為、安定している分、収納分解に一手間かかりますが問題ないレベルで2~4名でのキャンプに最適です。
出典: Amazon
7. 小型サイズでソロキャンプにぴったり
おしゃれなデザインの小さな組み立て式ロケットストーブです。少人数のアウトドアにおすすめのアイテムで、軽くて持ち運びに非常に便利。釣りやキャンプ、庭や屋外でのイベントの際にあると、お湯を沸かしたり、焚き木気分を味わえて活躍します。黒色のみステンレス鋼構造のチタンコーティングです。・重量:0.65kg
煙突効果により、少ない薪でも効率的に炎や熱を得ることができるので、比較的簡単に調理用ストーブとして活用できます。大きな鍋はおけませんが、飯ごうや小さめのクッカーなら全く問題ありません。ただ、大きな薪は入らないので、小さい薪を継続して足していく必要があります。その辺も楽しみながら使っています。
出典: Amazon
8. 木くずが良く燃えて風に強い
火をつけたらこのまま空に飛んでいきそうな、ロケット型の外観がかっこいい製品。小型サイズながら強い火力が特長です。風に強く使いやすいので、少人数でのアウトドアやソロキャンプでの調理に使用できることはもちろん、個人のストーブとしても使えます。災害時の非常用コンロとして、家庭に一つ置いておくと安心です。自作法その1|ペール缶ロケットストーブの作り方
キャンプに手軽に持っていけるような小型ロケットストーブを作る場合は、少ない材料で自作が可能!ペール缶ロケットストーブの材料
そろえる材料の基本は、ペール缶、煙突(ステンレス製)、断熱材、ボルト・ナットです。1. ペール缶または一寸缶
ペール缶・一斗缶はどちらでも使用可能です。ロケットストーブを作るのに缶は2個用意しましょう。ガソリンスタンドなどで一斗缶がもらえる場合はタダで済みますが、最近は分けてくれるところが少ないようです。2. 煙突
煙突は半直筒・T曲り・エビ曲がりが必要です。長さ45cmの直径は10.6cmが目安です。ホームセンターなどで購入できます。3. パーライト
断熱材として必要なパーライト。必要量は18L×2袋で、ホームセンターの園芸コーナーで売っています!熱効率を上げるだけでなく、軽量なのでロケットストーブの持ち運びが便利になります。4. ボルトとナット
ボルトとナットを各4個利用します。ワッシャー・平ワッシャーはボルトとナットをしっかり固定したいときにあると更に良い部品です。ペール缶ロケットストーブの作り方
Step1. ペール缶に煙突用の穴を開ける
ペール缶の側面に煙突をつけるための穴を開けます。まずマジックを利用してペール缶に煙突と同じサイズの円を描きます。その後、ディスクグラインダーで切り抜くか、電工ナイフなどで円の端から端まで十文字に切れ目を入れ、金切り鋏で切り抜きます。Step2. エビ曲がり煙突をペール缶にはめ込む
怪我をしないように軍手をして、ペール缶の穴にエビ曲がりの煙突をはめ込みます。ペール缶と煙突の間に隙間ができるようなら、アルミホイルで隙間を埋めておくと良いですよ。Step3. エビ曲がり煙突にT曲がり煙突を接続する
ペール缶の外にあるエビ曲がりにT曲がりを差し込みます。Step4. 半直筒煙突をペール缶に接続する
ペール缶の内側にあるエビ曲がりと半直筒を接続します。Step5. もう1つのペール缶の底を切り取る
もう一つのペール缶の底を金切り鋏で切り取ります。Step6. 2個のペール缶を接続して固定する
ペール缶2個を接続するために、両方のペール缶にドリルで4カ所穴を開けてボルトとナットで固定します。Step7. パーライトを投入する
ペール缶にパーライトを入れてロケットストーブの完成!参考:チョコマシュブログ「【ロケットストーブ】ペール缶で作るロケットストーブ。自作して感じる5つの魅力!
自作法その2|レンガ製ロケットストーブの作り方
レンガ製のロケットストーブは、一度庭などに作ってそのまま置いておけば、毎回組み立てる必要もなくすぐに利用でき、耐久性があって見た目にも味があります。土台を高くし、焚き口の高さを調理がしやすいように高くしたり、焚き口の横に、煙突と同じ高さにレンガを積み、煙突の上段に天板を作るとピザ釜としても使え、バーベキューをする際にも快適に使えそうです。
レンガ製ロケットストーブの材料
自作のレンガ製ロケットストーブには、ペール缶とレンガを合わせて作るものや、常設用としてコンクリートを使って土台を高くして、レンガをモルタル(セメントと砂を水で練ったもの)などでしっかり固定してあるものがあります。しかしここでは、設計図もいらずレンガを積むだけでできる、とても簡単なロケットストーブを紹介します。作成や解体、移動が楽にできるので、とりあえず早くロケットストーブを自作したい!という方におすすめです。
下では26個の耐火レンガで作るロケットストーブを紹介しますが、もう少し小型で、16個のレンガから作れるものもあります。
1. 耐火レンガ
SK-32という耐火レンガが自作のロケットストーブによく使われていて人気です。ちなみに「32」は耐火温度を表して、32の耐火温度は1,200〜1,300度。・サイズ:230×114×65mm
・内容:5枚1束
耐火レンガと耐火モルタルの粘着もよく、釜づくりに重宝しています。
2. コンクリート板や重量ブロック
ロケットストーブの土台に、ここでは平らなコンクリートを使います。・サイズ:幅60×奥行30×厚さ6cm
・重量:約24kg
しっかりしてひび割れも欠けもなく厚みも理想的でした。600×600とか600×900があればもっと良かったです。
出典: 楽天市場
3. 針金
煙突の上部が崩れないようにするために使います。レンガ製ロケットストーブの作り方
Step1. 設置する場所の整地をする
ロケットストーブを作る場所に草や根などがあれば取り除き、土が固く平らになるように転圧していきます。Step2. 土台を作る
地面が平らになったら、コンクリート板や重量ブロックを置いて、土台を作ります。水平器があれば、土台が水平になっているか確認しておくといいです。
Step3. 1段目の耐火レンガを並べる
耐火レンガを、横長の長方形が側面になるような向きで、6個を長方形に並べます(レンガ3個を使って作るL字型を2つくっつけるような形)。Step4. 2段目の耐火レンガを積み、煙突を作る
煙突部分となる、4個の耐火レンガをロの字に積みます。Step5. 煙突部分に3~6段目の耐火レンガを積む
4個のレンガの上に、さらに4個の耐火レンガを積みます。さらに6段目までレンガを積みます。なるべくレンガとレンガの間に隙間ができないようにするといいですよ。Step6. 6段目を針金で固定
レンガをモルタルなどで接着していないので、念のため煙突の上段に針金を回し固定して、ロケットストーブの完成です。ロケットストーブにまつわるQ&A
ロケットストーブについてもっと知りたい!という方に、ロケットストーブに関するよくある疑問をまとめてみました。販売している製品の購入や自作の際に、ぜひ参考にしてください。ロケットストーブには断熱材が必要?
断熱材がなくても、煙突効果によって木の枝や廃材などが勢いよく燃焼しますが、パーライトなどの断熱材を使うと、さらに強く燃え上がります。それは煙突部分を断熱することによって、高温の排気を保ち、ドラフト効果で火力が強くなるという原理が働くためです。煙突部分を保温することで、強い上昇気流を発生させ、火力がアップして燃焼効率は上がります。断熱性のほかに、煙突の穴の大きさや長さによっても火力が変わるので、色々試してみるのも楽しいですよ。灰の出ない製品はある?
ロケットストーブは、薪ストーブと比べても灰がたまる量がはるかに少ないですが、灰がまったく出ないことはあり得ません。木材などが完全燃焼した後は、さらっと軽い砂のような灰になります。そこで2~3日に1回は灰を取り出して掃除することが必要です。その際、ロケットストーブに灰受け皿などがあれば、灰受け皿をスライドするだけで簡単に灰を取り出すことができるので掃除が楽です。枯れ枝などを燃やした後の灰には、カリウムなどが豊富に含まれていてアルカリ性です。畑にまけば、酸性の土壌を中和して、植物の生長を促す肥料として役立つので試してみてください。
ロケットストーブを使ってはいけない場所は?
一般的なロケットストーブは屋外で使うもので、屋内などの閉じられた空間で使用すると、一酸化中毒になる危険性があるので、家の中では使わないようにしてください。ただロケットストーブについて熟知している場合など、薪ストーブで使う丈夫な煙突と同じように、壁や天井から室外に煙突を通す工事を施し、構造上の安全面を十分に配慮したうえで、室内で暖房として使用している方もおられます。
ただ一般的には屋外で使う場合が多く、キャンプなどで使う際、地面が柔らかく不安定であったり、ガタついてまっすぐに設置できない場所のような所は避けて、しっかりと安定できる場所で使いましょう。
ロケットストーブの清掃はどうすればいい?
使った後はすぐに煤や灰、油の汚れを洗って落として油で保護しておくと、後々油汚れがこびりついて取れなくなるということがありません。パーツごとに分解できるロケットストーブなら、熱湯に重曹(熱湯1リットルに対して重曹50g程度)を入れた容器に、ロケットストーブのパーツを一晩漬けておき、次の日スポンジで軽くこすりながらお湯だけで汚れを落とします。するとパーツに付いていた煤や灰、油の汚れが落ちます。ただ、長年付着して焼き付いてしまった汚れは、この方法で落ちないことがあります。洗った後は乾かして水分を完全に飛ばしてから、スプレーボトルに入れたオリーブ油などで、パーツに油を吹き付けてコーティングすれば、さびを防げますよ。