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この記事では、苗木の入手方法や選び方、地植えとプランター栽培での植え付け方などを紹介します。家庭菜園のプロに、育てやすいレモンの種類も聞きました!
家庭菜園歴40年!福田俊先生にレモンについてうかがいました
東京農工大学農学部農学科卒。菜園家。ブルーベリー研究家。「どうすればおいしい野菜がたくさん採れるか」「いかにラクで楽しい野菜づくりができるか」を追求し、「フクダ流」自然農的有機栽培を実践。16平米という限られたスペースの市民農園で、年間50品目以上の野菜を有機・無農薬で栽培しています。監修を務めた家庭菜園誌や著書も多数。関連サイト
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著書
『市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本』(学研プラス)
『フクダ流家庭菜園術』(誠文堂新光社)
『福田さんのラクラク大収穫!野菜づくり』(学研パブリッシング)
庭いっぱいに広がるいい香り♪レモンの木を育てよう!
レモンの苗木を購入する前に、まずは育て方を予習しておきましょう!レモンの地植えや鉢植えでの栽培方法、剪定のコツは、下記の記事で詳しく紹介しています。レモンの苗木の販売時期と入手方法
レモンの苗木は、いつごろ販売されるのでしょうか?また、どのように手に入れれば良いかも気になりますよね。そこで、レモンの苗木が販売される時期と入手方法をまとめました!販売時期
秋~翌春ごろがレモンの苗木の販売シーズンですが、最近では1年中扱っている販売店も増えてきています。苗会社の公式サイトでは、ネット予約を受け付けている場合もあるので、早めのチェックをおすすめします。入手方法
園芸店やホームセンターのほか、楽天市場やAmazonなどの通販サイトでも、レモンの苗木を購入することができます。欲しい品種がある人は、店頭やサイトをこまめに覗いてみてくださいね。レモンの良い苗木の選び方
せっかくレモンを育てるなら、元気な良い苗木を選びたいもの。そこでここでは、レモンの苗木を購入するときにチェックしたいポイントを紹介します!葉色が良いものを選ぶ
葉色が良いレモンは、それだけ状態が良いということ。できるだけ葉の色が濃く、見るからに元気な苗木を選びましょう。できるだけ大きい苗木を選ぶ
レモンの苗木には、生産者が育てた年数により、1年生苗や2年生苗などの種類があります。若い苗木ほど安く手に入りますが、植え付けてから初収穫までに時間がかかるのがネック。年月を経た大きな苗は価格も高くなりますが、管理が楽で収穫までの期間も短いのが魅力です。すぐに収穫したい人や初めてレモンを育てるという人は、3年生以上の大苗を選ぶと良いでしょう。福田先生おすすめ!育てやすいレモンの品種4選
家庭菜園のプロ・福田先生が、育てやすいレモンの品種をピックアップ!レモンは品種によって、果実の大きさや酸味の強さなど、バリエーションがあります。ぜひ好みのものを選んでくださいね。リスボン|寒さ・暑さに強く、育てやすい
レモンといえばこれ!日本での栽培数が一番多い品種がリスボンです。レモンの中では最も耐寒・耐暑性が強く、初心者でも育てやすいのが魅力。実付きが良く、130~150gくらいの果実がたくさん収穫できます。酸味の効いた果汁がたっぷり取れるので、フレッシュジュースなどにするのも良いでしょう。マイヤー|まろやかな酸味が楽しめる
レモンとオレンジとの自然交配で生まれたとされるマイヤー。果実は一般的なレモンよりやや小ぶりで、丸みがあるのが特徴です。香りと酸味はマイルドで、料理に使うと食材の味をより活かすことができます。マイヤーは、苗を植えてから収穫までの期間も短いため、早めに収穫を楽しみたい人におすすめの品種です。・内容:3年生接ぎ木
・樹高:0.6m前後
正直ホームセンターの苗木としばらく迷っていましたが、少しホームセンターよりも値が…と思いながらも商品ページでのPRが気に入りこちらでお迎えさせてもらいました。
結果大大大正解でした!葉は生き生きとして小さな実が沢山着いていてとても嬉しかったです!
ハッキリ言ってホームセンターの苗木とは比べ物にならないぐらい、とても手の生きとどいた苗木でした。
配達の方もとても丁寧に運んで下さり梱包の箱も綺麗なままでした。
大事に育てたいという思いがひとしおです。
この度は本当にありがとうございました!
出典: 楽天市場
ユーレカ|ジューシーな果実が収穫できる
世界で最も多く栽培されているレモンの品種です。ユーレカの果肉は、酸味と香りが強く、とってもジューシー。ほかのレモンに比べ、トゲが少ないので果実が傷つきにくく、収穫がしやすいのもうれしい特徴です。寒さには弱いため、温暖地域での栽培が適しています。・内容: 接ぎ木苗(15cmポット)
・樹高:約60~80cm
80センチくらいの立派な苗が届きました。
ずっとレモン育ててみたいなーと思っていたが、悩みに悩んで決意しました。大切に育てたいです。
出典: 楽天市場
璃の香(りのか)|病気に強く、果実もたくさん採れる
レモンがかかりやすい「かいよう病」に強く、寒さへの耐性もあるため、とても育てやすい品種。透明感のあるすっきりとした香りと、従来のレモンとはまた違った、まろやかな味わいが楽しめます。また、果実は1個あたり200~250gと大きく、実付きが良いのもおすすめポイントです。・内容:1年生接木苗(5号ポット)
・樹高:70cm前後
レモンの苗木の植え方は?
レモンの苗木を手に入れたら、さっそく植え付けましょう!鉢植え・地植えにする方法と、水やりのタイミングについて紹介します。植え付けの手順
地植えの場合
水持ちや水はけを良くするため、あらかじめレモンの苗木を植え付ける場所を土壌改良しておきます。腐葉土やバーク堆肥の20kg袋を1袋分投入し、よく漉き込みましょう。次に直径50cm、深さ50cmくらいの植え穴を掘り、苗木を移し入れて土をかぶせます。何本か植え付ける場合は、2〜3mほどの間隔をあけてください。レモンの苗木は、ほとんどがカラタチに接ぎ木されています。接ぎ木苗を植え付けるときは、接いだ部分が土に埋まらないように注意しましょう。
また、レモンはアゲハチョウの幼虫の食害を受けやすいので、防虫ネットをかけておくと安心です。アゲハチョウが活動する春~秋にネットをかけておけば、幼虫に葉を食べられることはありません。
▼レモンの地植えの方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています!
▼防虫ネットの選び方や張り方はこちらをチェック!
鉢植えの場合
直径と深さが30cm以上の大きめの鉢を用意します。鉢底ネットを設置したら、ネットが隠れるくらいまで鉢底石を敷き詰め、土を浅く入れます。苗木を鉢の中央に置いたら、すき間を埋めるように土を足していきましょう。鉢全体の8~9割ほどまで土を入れたら、最後にたっぷり水を与えます。使用する土は市販の園芸用培養土でOKですが、自分で配合する場合は、小粒の赤玉土と腐葉土を半量ずつ混ぜてると良いでしょう。また、レモンはずっと同じ鉢で育てていると根詰まりを起こします。2年に1回は、ひと回り大きな鉢へ植え替えるようにしてください。
▼レモンの鉢植えの方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています!