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今回は、10月に栽培をスタートできるおすすめの野菜の種類を菜園のプロ・福田先生にピックアップしてもらいました。
家庭菜園のプロ|福⽥俊先⽣にお話しをうかがいました
東京農工大学農学部農学科卒。菜園家。ブルーベリー研究家。「どうすればおいしい野菜がたくさん採れるか」「いかにラクで楽しい野菜づくりができるか」を追求し、「フクダ流」自然農的有機栽培を実践。16平米という限られたスペースの市民農園で、年間50品目以上の野菜を有機・無農薬で栽培しています。監修を務めた家庭菜園誌や著書も多数。関連サイト
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著書
『市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本』(学研プラス)
『フクダ流家庭菜園術』(誠文堂新光社)
『福田さんのラクラク大収穫!野菜づくり』(学研パブリッシング)
10月に植える野菜の特徴・栽培の注意点とは?
10月は、越冬野菜の種まき時期です。翌年の収穫を楽しみに、種まきしましょう!しかし、気をつけなければいけないのが、タイミングを逃さずに種まきをすること。10月に入ると日増しに秋が深まっていき、上旬と下旬では気温差が出てきます。同じ種をまいても収穫期が大幅にずれてしまうこともあるのです。
10月は気温の変化に注意して、栽培をスタートさせましょう!
10月に「苗植え」スタート!おすすめの野菜5選
イチゴ
特徴
葉も果実も見た目がかわいいイチゴは、ベランダや玄関先での家庭菜園にもおすすめ。大粒のものや四季なりのものなど、品種が豊富なので好みで選べるのもうれしいポイントです。栽培のコツ
イチゴの栽培は、70cmの畝幅で2条植えが目安。春になったら、ぼかし肥料を1平米あたり200g追肥します。イチゴは、アブラムシとハダニがつきやすいので注意しましょう。
イチゴの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
露地栽培:越冬後、翌5月加温できる温室があれば、露地栽培よりも生育の早い促成栽培が可能。12月から5月まで、長期間収穫することができます。
福田先生おすすめのイチゴの品種
ニンニク
特徴
秋に種球を植え、越冬後、5月に収穫します。電気炊飯器の保温機能を使えば、人気の黒ニンニクが2週間で作れますよ!栽培のコツ
ニンニクは、畝幅70cmで5条植えが目安。春になったら、ぼかし肥料を1平米あたり200g追肥します。サビ病にかかりやすいので注意しましょう。
ニンニクの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
翌5月福田先生おすすめの品種
レタス
特徴
9月に種まきして育苗していた苗を植えると、冬には収穫できます。栽培のコツ
レタスは、畝幅70cmで2条植えが目安。春になったら、ぼかし肥料を1平米あたり200g追肥します。アブラムシやナメクジなどの害虫がつきやすいので、防虫トンネルで対策しましょう。
レタスの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
12月~翌1月福田先生おすすめの品種
間引いたツケナ類
特徴
9月に種まきしたコマツナ、ミズナ、カラシナ、ベカナなど、いわゆるツケナ類の間引き芽を利用します。10月に移植することで、時間差で11月に収穫できます。栽培のコツ
ツケナ類は、畝幅70cmで5条植えが目安。春になったら、ぼかし肥料を1平米あたり200g追肥します。アブラムシやヨトウムシ、カブラハバチ、ナガメなどの害虫に注意しましょう。
コマツナとミズナの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
11月福田先生おすすめの品種
雪白体菜(せっぱくたいさい)
別名「シャクシナ」。耐暑・耐寒性が強く、周年栽培が可能です。柔らかな葉質で、煮ても漬物にしてもおいしく食べられます。
・内容量:10ml
・内容量:10ml
タアサイ
特徴
「タアサイ」はアブラナ科の葉野菜。冬になると、ロゼット状に葉が寝て、直径30cmほどになります。柔らかな葉で、クセやアクのなく、幅広い調理に使えます。栽培のコツ
タアサイは、畝幅70cmで3条植えが目安。春になったら、ぼかし肥料を1平米あたり200g追肥します。つきやすい害虫は、アブラムシやヨトウムシ、カブラハバチ、ナガメなど。栽培時には防虫トンネルが必須です。
収穫時期
11月~翌1月外葉から、葉かき収穫すると春まで採ることができます。
タアサイ
緑の葉物が少なくなる冬場に収穫できるタアサイは、ぜひ家庭菜園で育ててみたい野菜です。風味が良く、炒め物や煮物、お浸しなどに最適!
・内容量:10ml
・内容量:10ml
10月に「種まき」する!おすすめの野菜5選
エンドウ
特徴
サヤエンドウ、スナップエンドウ、実エンドウの3種類があります。どれも越冬させ、翌年の春に収穫します。実エンドウは、豆ご飯に!スナップエンドウは甘みのある味わいで、さやごと食べられ、冷凍保存も可能です。栽培のコツ
エンドウは、細畝で1列植えにします。栽培には支柱が必要です。肥料は基本的に要りませんが、翌春さやがなり始めたら追肥します。ハモグリバエ、ヨトウムシ、アブラムシといった害虫がつくので、防虫トンネルを利用しましょう。
収穫時期
翌4~5月福田先生おすすめの品種
ニムラサラダスナップ
さやごとおいしく食べられる、甘みの強いスナップエンドウです。さやの長さは8cmほど。低い位置から実がつきやすい極早生品種です。
・内容量:20ml
・内容量:20ml
ソラマメ
特徴
野菜の中では、もっとも大きな種子が採れるソラマメ。ゆでても焼いてもおいしく、豆ご飯にするのもおすすめ!冷凍保存ができるので、大量に収穫しても安心。栽培のコツ
ソラマメは、幅70cmの畝で中央に1列植えにします。冬の間は、両脇にホウレンソウやミズナなどと混植するとスペースの有効活用に。支柱は必要ありませんが、春に大きく伸びたら紐を張って支えましょう。さやが生ったら、追肥します。害虫はアブラムシに注意。
ソラマメの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
翌4~5月福田先生おすすめの品種
秋まきキャベツ
特徴
秋に種をまいて越冬後、翌年の春に収穫します。秋まきキャベツは、春まきより早く収穫できるのが魅力です。栽培のコツ
畝幅70cmで、40cm株間の1条植えにします。肥料は1平米あたりぼかし肥料を300gと、草木灰を70g与えます。アブラナ科のキャベツは、ナメクジ、アオムシ、ヨトウムシといった害虫に狙われやすいので、必ず防虫トンネルを掛けましょう。
キャベツの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
翌4~5月福田先生おすすめの品種
長ネギ
特徴
長ネギは栽培期間が長い野菜です。秋に種をまき、越冬と夏越しを経て、秋に収穫します。栽培のコツ
畝幅70cmで、15cm株間の1条植えにします。肥料は1平米あたりぼかし肥料を300gと、草木灰を70g与えます。害虫は、ヨトウムシがよく見られます。ヨトウムシは日中株元の土に潜んでいることが多いため、割りばしなどで掘り出し捕殺しましょう。
長ネギのの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
翌7~12月福田先生おすすめの品種
秋まきカブ
特徴
秋に種をまき、年明けの厳寒期に収穫します。栽培のコツ
畝幅70cmで、9515マルチを張り、15cm株間の5条植えにします。肥料は、ぼかし肥料を300gと草木灰を70g与えます。カブの主な害虫は、カブラハバチとヨトウムシです。種まきをしたらすぐに防虫トンネルを設置しましょう。
カブの詳しい栽培方法はこちらの記事で!
収穫時期
翌1~2月福田先生おすすめの品種
プランターで野菜を栽培する際のコツは?
ベランダなどの狭いスペースで野菜を育てるなら、プランターや鉢での栽培に挑戦してみましょう!福田先生に、プランターで野菜を育てる際のコツを聞いてみました。Q. プランター・鉢のサイズは?
福田先生:スペースが許すなら、サイズは大きいほど良いでしょう。プランターについてはこちらの記事で!
Q. 種まきや植え方の違いは?
福田先生:畑と一緒でOKです。Q. 水やりのコツは?
福田先生:土が乾いたら水をたっぷり与えましょう。プランターは、畑のように地下水が上がってくるわけではありません。雨がなければ水分はなくなるので、水やりが必要です。当然露地よりは水やりの頻度は高くなります。Q. そのほか注意点は?
福田先生:プランターでも虫は容赦なくやってきます。防虫ネットか不織布のベタがけをすると良いでしょう。防虫ネットについてはこちらの記事をチェック!
10月は気温の変化に注意して種まきしよう!
気温の寒暖差が出てくる10月は、それぞれの野菜の種まきの適期を逃さないことが栽培の成功につながります。また、10月になると害虫も少なくなってくるので、虫が苦手な人も、この季節なら比較的チャレンジしやすいですよ。紹介されたアイテム
とちおとめ
紅ほっぺ
カレンベリー
章姫
女峰
ニューホワイト6片
ジャンボニンニク
上海
マノア
シスコ
レッドウェーブ
安藤早生小松菜
風のかおり
清流みず菜
紅法師
はまみなとべかな
雪白体菜(せっぱくたいさい)
コーラルリーフプルーム
壬生菜
タアサイ
スジナイン ハイパー
ニムラサラダスナップ
久留米豊
大天(だいてん)
陵西一寸(りょうさいいっすん)
初姫(はつひめ)
新若夏(しんわかなつ)
中早生二号
富士早生
金春
長悦
春扇(はるおおぎ)
はくれい
みやま小かぶ
あやめ雪