目次
インパクトレンチとは?
インパクトレンチには、どのような機能があるのでしょうか。使用する前にしっかりと理解しておきましょう!インパクトレンチの機能
インパクトレンチは、先端部分にソケットを取り付け、ボルトやナットを緩めたり、締め付けたりする電動工具です。電動で先端部分が回転しますが、回転中に打撃も加わるため、より大きな力を発揮します。ハイパワーのインパクトレンチを使用すれば、ボルトやナットの付け外しがスピーディーに行えます。インパクトドライバーとの違いは?
インパクトレンチがボルトやナットの付け外しに使われるのに対し、インパクトドライバーはネジやビスが対象になります。また、先端に取り付ける部品は、インパクトレンチには「ソケット」、インパクトドライバーには「ビット」が使われます。インパクトレンチの種類
十分なパワーを発揮する「電動インパクトレンチ」
インパクトレンチとしておなじみなのは、やはり「電動式」。普通車や軽自動車のタイヤ交換に使用するDIY向け製品のほか、鉄骨の組み立てなどに使用するプロ向けまで、さまざまな種類があります。電動式は「充電式」と「AC電源式」に分かれますが、それぞれメリットとデメリットがあるため、使用する場面で使い分けるのがおすすめです。
場所を問わずに使える「充電式インパクトレンチ」
充電式のインパクトレンチは、バッテリーを取り付けて使用するコードレスタイプなので、場所を問わずに使えるのがメリット。デメリットは、充電式はAC電源式と比較すると若干パワーが劣ってしまうこと。しかし、最近では高電圧のバッテリーを搭載し、AC電源式同様のパワーを持つ充電式のインパクトレンチも登場しています。100V電源でパワーが安定「AC電源式インパクトレンチ」
AC電源式のインパクトレンチは、100V電源を使用するため、安定したパワーでバッテリーを気にすることなく作業できるのがメリット。デメリットとしては、電源コードの範囲内でなければ使用できないことや、コードが長くなるほど作業の邪魔になってしまうという点があげられます。圧縮空気でハイパワー!「エアーインパクトレンチ」
エアーインパクトレンチは、圧縮空気を利用することで、電動インパクトレンチよりも大きなパワーを発揮します。また、電動式のインパクトレンチよりも軽くコンパクトであるため、取り回ししやすいのが特長です。なお、使用の際にはエアーコンプレッサーが必要になります。エアーコンプレッサーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています!
インパクトレンチを選ぶポイントは?
Point1.「どんな作業をするのか?」
インパクトレンチを選ぶポイントは、「どの大きさのボルト、またはナットを締め付けるのか?」「どんな作業を行うのか?」で決まってきます。DIYでインパクトレンチを使用する場合は、ソケットの規格が9.5mm、または12.7mmのものが適しています。また、プロが一般的に使用するインパクトレンチは、ソケットの規格が19.0mm、または25.4mmのものが一般的となっています。
Point2.「どこで作業をするのか?」
室内の作業場など、電源が確保できる場所であれば、安定したパワーのAC電源式がおすすめです。電源のない屋外などでは充電式のインパクトレンチが最適。どのような場所でよく使うのかという点も考慮して選ぶとよいでしょう。DIY用からプロ向けまで!おすすめインパクトレンチ
おすすめのインパクトレンチを、「メーカー別」「充電式」「AC電源式」に分けてご紹介します!メーカー別では、DIYに適した300N・m未満のインパクトレンチを、充電式・AC電源式では、業務用にも使える300N・m以上のインパクトレンチをピックアップしました。~300N・m|DIYにおすすめ!メーカー別インパクトレンチ【8選】
1.「マキタ」ならではの新機能・逆転オートストップモード付き!
マキタ「TW285DRGX」は、全長147mmとコンパクトながら、締め付け作業をパワフルにこなします。逆転オートストップモードが付いており、自動停止することで、緩んだナットが不意に落下するのを防ぎます。・締付能力:普通ボルト M10~M20、高力ボルト M10~M16
・最大締付トルク:260N・m
・回転数: 0~2800(回転/分)
・打撃数: 0~3500(回/分)
・1充電あたり作業量目安:M16高力ボルト 約330本(締付時間3秒)
・バッテリー:リチウムイオン18V-6.0Ah
・サイズ:幅79×奥行147×高さ249mm
・重量:1.7kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、充電器、ケース(ソケット別売)
タイヤ交換に使うために購入しました。友人から聞いてはいたのですが、トルクがあるのでホントに簡単に外せました。車3台の交換ですが凄い時短になりました。私のような使い方をするのであれば何の不満もないと思います。
出典: Amazon
2.「HiKOKI(旧日立工機)」の技術力が詰まった一台!
HiKOKI「FWR18DGL」は、握りやすい細めのハンドルや、暗い場所でも作業がしやすい白色LEDライトなど、とことん作業性にこだわっています。タイヤ交換が格段に楽になるインパクトレンチです。・締付能力:普通ボルト M6〜M16、高力ボルト M6〜M12
・最大締付トルク:162N・m
・回転数: 0~2400(回転/分)
・打撃数: 0~3200(回/分)
・1充電あたり作業量目安:ボルトM16×55mm 約85本(締付時間3秒)
・バッテリー:リチウムイオン18V-1.5Ah
・サイズ:幅28.5×奥行177×高さ221mm
・重量:1.4kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×1、電池カバー、充電器、ケース、ソケット×2
タイヤ交換が楽になり買って良かったです。私には高い買い物でしたが満足しています。
出典: Amazon
3. 高効率のECモーターを搭載!「ボッシュ」のインパクトレンチ
ボッシュ「GDS18V-EC250」は、高効率の「ECモーター」を採用した、ハイパワーなインパクトレンチ。最大締付トルク250N・mなので、ボルトの締め付けがスピーディに行えます。・締付能力:普通ボルト M10〜M18、高力ボルト M10〜M14
・最大締付トルク:250N・m
・回転数: 0~2400(回転/分)
・打撃数: 0~3400(回/分)
・バッテリー:リチウムイオン18V-5.0Ah
・サイズ:奥行163×高さ246mm
・重量:1.9kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、充電器、キャリングケース
購入する前は、BOSCHの他の商品でタイヤ交換の時に使用していましたが、トルクが弱かったので他の商品を探していたら同じBOSCHでありました。軽自動車から大型SUVでもストレス無く、タイヤ交換が出来る様になりました。3台タイヤ交換してもバッテリーはまだ元気です。
出典: Amazon
4.「パナソニック」は2種類のバッテリーが使えるデュアルモード型!
パナソニック「EZ75A8」は、18Vと14.4V、2種類のバッテリーを使用可能。ハイパワーが必要な作業では18Vを、DIY作業では14.4Vというように、目的に合わせてインパクトレンチを使い分けできます。・締付能力:普通ボルト 最大M16、高力ボルト 最大M12
・最大締付トルク:280N・m
・回転数: 0~2500(回転/分)
・打撃数: 0~3600(回/分)
・1充電あたり作業量目安:普通ボルトM16×25mm、板厚10mm 約1900本
・バッテリー:リチウムイオン18V-5.0Ah
・サイズ:幅73×奥行143×高さ249mm
・重量:1.8kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、急速充電器、ケース
タイヤ交換、楽になった。多目的に使えるし。トルクも充分。
出典: Amazon
5. 安定したパワーで作業効率もアップ!「リョービ」AC電源式
リョービ「IW-2000」は、安定したパワーを発揮するAC100V電源式。コードの長さは5mあるので、大型車のタイヤ交換をするときも余裕で使えます。・締付能力:普通ボルト M10〜M16、高力ボルト M10〜M16
・最大締付トルク:200N・m
・回転数: 0~3100(回転/分)
・打撃数: 0~3200(回/分)
・電源:AC100V
・電源コード長さ:5m
・サイズ:幅72.5×奥行233×高さ205mm
・重量:1.5kg
・内容:本体、ソケット×2、キャリングケース
スタッドレスタイヤ交換用に購入。非常に使いやすい。ケーブルも2mあるのでガレージのコンセントから余裕でした。
付属のナットは黒染めされており、安いホイールナットとの組み合わせだとカジリました。使用前にクレ556などをふきかけて使用することをお勧めします
出典: Amazon
6.「アストロプロダクツ」は小回りが利く3/8インチ角!
アストロプロダクツの「3/8DR」は、ソケット角が小回りのきく3/8インチ(9.5mm)。本体重量もわずか0.9kgと軽く、長時間の作業も楽にこなせます。・最大締付トルク:110N・m
・回転数: 0~2600(回転/分)
・最大連続使用時間:20分
・バッテリー:リチウムイオン18V
・サイズ:幅73×奥行155×高さ180mm
・重量:0.9kg(バッテリー除く)
・内容:本体、ストラップ(バッテリー、充電器別売)
※バッテリーおよび充電器は、別途必要になります。
7.「高儀」のインパクトレンチでタイヤ交換をスムーズに!
高儀「IW-180LiA」は、最大締付トルクが200N・mなので、軽自動車から一般自動車のタイヤ交換まで幅広く対応できます。DIY向けのインパクトレンチでありながら、パワーが感じられる一台です。・締付能力:普通ボルト M10〜M16、高力ボルト M8〜M14
・最大締付トルク:200N・m
・回転数: 0~2800(回転/分)
・打撃数: 0~4200(回/分)
・1充電あたり作業量目安:普通ボルトM16 締付約90回(締付時間3秒)
・バッテリー:リチウムイオン18V-2.0Ah
・サイズ:幅95×奥行160×高さ220(mm)
・重量:1.4kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×1、充電器、ソケット×2、Oリング、ソケットピン、収納ケース
ジムカーナをやっていますので、使用頻度が高いですが、普通に使えます。規定トルクで締めたナットもあっさり外せます。締め付けは、トルクレンチで確認していますが、然程締めることはありません。一日で脱着3回程度ですが、楽勝です。
出典: Amazon
8. トリガーで回転数を変更!「メルテック」のインパクトレンチ
メルテック「FT-50P」は、AC100V電源を使用するハイパワータイプ。エアーインパクトレンチと同様の動きで、作業が快適に行えます。回転トルクが強力なので、タイヤ交換の作業を短時間で行えます。・締付能力:普通ボルト M10〜M14
・最大締付トルク:250N・m
・回転数: 0~2900(回転/分)
・打撃数: 0~3100(回/分)
・電源:AC100V
・電源コード長さ:2.1m
・サイズ:幅80×奥行290×高さ205mm
・重量:2.1kg(コード、ソケット除く)
・内容:本体、ソケット×2、専用ケース
コンセントにつないで使うので、パワーが安定している。本体の耐久性があり、動作も確実である。トリガーの調整で回転数を変えることができるので、締めすぎることもなく作業がしやすい。シガーソケットから電源をとる少し安いタイプもあるが、こちらのほうがずっと良い。迷っている人はこちらの商品をすすめる。音は小さめですよ。
出典: Amazon
580~1100N・m|業務用にも最適!充電式インパクトレンチ【5選】
1. 空研初の充電式インパクトレンチはパワフルな580N・m!
空研「KW-E190pro」は、エアーインパクトレンチ開発のノウハウを活かした、同社初となる充電式のインパクトレンチです。Eproクラッチ機構を採用し、低振動・低騒音ながら最大締付トルク580N・mを実現しました。・締付能力:普通ボルト M14~M24、高力ボルト M12〜M18
・最大締付トルク:580N・m
・回転数: 0~1550(回転/分)
・バッテリー:リチウムイオン18V-4.2Ah
・サイズ:幅77×奥行214×高さ252mm
・重量:2.6kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×1、充電器、ケース
安く買え、トルクが有り、作業性が良くサーキットでは、重宝しています、又、ドライブシャフト交換時の、センターナット緩めにも使用でき重宝しています。
出典: 楽天市場
2. 普通ボルトM24にも対応!ハイパワー650N・m
ボッシュ「GDS18V-LIHTS」はハイパワーの650N・mで、普通ボルトM24の取り外し、締め付け作業に対応します。H鋼への高力ボルトや本管の仮締めなど、プロ向けの作業に最適です。・締付能力:普通ボルト M12〜M24、高力ボルト M12〜M20
・最大締付トルク:650N・m
・回転数: 0~1900(回転/分)
・打撃数: 0~2100(回/分)
・バッテリー:リチウムイオン18V-5.0Ah
・サイズ:奥行250×高さ220mm
・重量:3.0kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、充電器、キャリングケース
3. 21.6Vバッテリー採用で驚きのスタミナを発揮!
空研「KW-E250pro」は、21.6Vバッテリーを採用し、750N・mを実現しました。エアーインパクトレンチを知り尽くした空研が開発した製品であるため、作業性の良さはお墨付き!・締付能力:普通ボルト M16~M27、高力ボルト M14〜M20
・最大締付トルク:750N・m
・回転数: 0~1900(回転/分)
・バッテリー:リチウムイオン21.6V-4.2Ah
・サイズ:幅77×奥行250×高さ295mm
・重量:3.6kg(バッテリー含む)
・内容:本体のみ
※バッテリーおよび充電器は、別途必要となります。
4. マキタ最強800N・m!M30の締め付けにも対応
マキタ「TW1001DRGX」の最大締付トルクは、マキタ最強の800N・m!普通ボルトM30の取り外し、締め付け作業に対応します。バッテリーは高容量の「6.0Ah」とスタミナ十分です。・締付能力:普通ボルト M12〜M30、高力ボルト M10〜M22
・最大締付トルク:800N・m
・回転数: 0~1800(回転/分)
・打撃数: 0~2200(回/分)
・1充電あたり作業量目安:M20(F10T)約220本(締付時間約2秒)
・バッテリー:リチウムイオン18V-6.0Ah
・サイズ:幅91×奥行×229×高さ289mm
・重量:3.7kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、充電器、ケース(ソケット別売)
パワーが凄い!買って良かった。大満足です。100ボルトインパクトよりも!!
出典: Amazon
5. 36Vバッテリー×高効率モーターで1100N・m!
HiKOKI「WR36DA」は、36Vバッテリーと高効率のブラシレスモーターを採用し、最大締付トルク1100N・mを実現。大型重機のメンテナンスなど、重負荷作業にも対応します!・締付能力:普通ボルト M12〜M30、高力ボルト M10〜M24
・最大締付トルク:1100N・m
・回転数: 0~1500(回転/分)
・打撃数: 0~2900(回/分)
・1充電あたり作業量目安:高力ボルトM24×80(F10T)約95本(締付時間3秒)
・バッテリー:リチウムイオンマルチボルト蓄電池 36V-2.5Ah、18V-5.0Ah
・サイズ:幅42×奥行221×高さ290mm(バッテリー含む)
・重量:3.7kg(バッテリー含む)
・内容:本体、バッテリー×2、充電器、ケース(ソケット別売)
凄いパワーですねー車関係の足回りクランクなどのボルトなら簡単に緩みます
出典: Amazon
300~1000N・m|安定した作業に!AC電源式インパクトレンチ【3選】
1. 最大トルク300N・mで大型ボルトにも対応!
リョービ「IW-3000」は最大締付トルク300N・m。フォークリフトやトラス、ハリなどの大型ボルトの締め付けなど、プロ向けの作業に最適です。・締付能力:普通ボルト M12〜M22、高力ボルト M12〜M20
・最大締付トルク:300N・m
・回転数: 0~2100(回転/分)
・打撃数: 0~2700(回/分)
・電源:AC100V
・電源コード長さ:5m
・サイズ:幅90×奥行295×高さ235mm
・重量:3.2kg
・内容:本体、キャリングケース
いつもタイヤ交換時にクロスレンチを使っていましたが、これを使うことで圧倒的に作業が楽になりました!これだけでは規定トルクで締めることは出来ないため、トルクレンチも必須ですが、
こんなに楽ならもっと早く買えば良かった・・・と思える製品です!耐久性については未知数ですが、おそらく日本製なので持ってくれると信じています。
出典: Amazon
2. コンパクトで軽量ながら620N・mを実現!
HiKOKI「WR22SE」は、コンパクトさと軽量性を重視する一方で、最大締付トルクは620N・mというパワフルさも。普通ボルトM24の取り外しや締め付けに楽々対応します。・締付能力:普通ボルト M14~M24、高力ボルト M16〜M22
・最大締付トルク:620N・m
・回転数: 0~1400(回転/分)
・打撃数: 0~2000(回転/分)
・電源:AC100V
・電源コード長さ:2.5m
・サイズ:奥行280×高さ261mm
・重量:4.6kg(コード除く)
・内容:本体、ケース、サイドハンドル、六角ソケット
3. 業界最高クラスの1000N・mを達成!
HiKOKI「WR25SE」はACブラシレスモーターにより、業界最高クラスの1000N・mを達成しました。アルミ二重絶縁構造で耐久性に優れ、過酷な環境下での使用にも耐えうるつくりになっています。・締付能力:普通ボルト M22~M30、高力ボルト M22〜M24
・最大締付トルク:1000N・m
・回転数: 0~1100(回転/分)
・打撃数: 0~1500(回転/分)
・電源:AC100V
・電源コード長さ:2.5m
・サイズ:奥行340×高さ293mm
・重量:7.7kg(コード除く)
・内容:本体、ケース、サイドハンドル、六角ソケット
インパクトレンチに取り付ける「ソケット」を知ろう
ソケットの規格サイズ
インパクトレンチは、ソケットを取り付けて作業を行いますが、レンチの種類によって対応するソケットのサイズは決まっています。ソケットを差し込む部分は「差込角」と呼び、単位は正方形の一辺の長さを示す「sq」を使います。なお、1sqとは縦横1mmの正方形のことです。インパクトレンチが回転する力は、「ねじりの力」を意味する「トルク」で示されます。小さなソケットを使用するインパクトレンチはトルクが小さく、大きなソケットのインパクトレンチはトルクが大きくなります。
インパクトレンチに使用するソケットの規格
インパクトレンチに取り付けるソケットの規格は、以下の表で示した5種類です。DIYで使用する電動インパクトレンチの差込角は12.7sqが一般的です。また、プロ用では差込角が19.0sq以上が一般的となります。ソケット規格サイズ・換算表と適合ボルトの目安
sq | ミリ | インチ | 適合ボルト(目安) |
6.35 | 6.35 | 1/4 | M5~M10 |
9.5 | 9.5 | 3/8 | M5~M14 |
12.7 | 12.7 | 1/2 | M6~M20 |
19.0 | 19.0 | 3/4 | M12~M30 |
25.4 | 25.4 | 1 | M22~M30 |
ソケットはインパクトレンチ専用品を使うこと
インパクトレンチには、専用のソケットを使用しましょう。手動式用ではインパクトレンチのパワーに耐えきれず、ソケットが破損する場合があるからです。インパクトレンチ専用のソケットは、手動式用のものよりも厚みがあるため、打撃などの強い力に耐えられるつくりになっています。さまざまなサイズがそろう「ソケットセット」
DIY向けのインパクトレンチには、主にタイヤ交換で使用する19mm、または21mmのソケットが付属されていることがありますが、タイヤ交換以外でインパクトレンチを使う場合は、別のサイズのソケットが必要になります。そこで備えておくと便利なのが「ソケットセット」。10種類前後のソケットがセットになっているものもあり、大きめのボルトから小さめなボルトに至るまで、さまざまなサイズのボルトの緩め・締め付け作業に対応できます。
・差込角:12.7mm
・サイズ内容:12・13・14・17・19・21・22・24・27mm
・ソケット材質:クロームモリブデン鋼
クオリティーはそこそこだけどね。仕事で使うならどうかとは思いますがプライベートでは十分すぎる。このサイズ単にソケットレンチとしての使い方もあるので狭い場所は無理だけれども焼きいれもあるし用途は広い。買ってよかったです。
出典: Amazon
「ソケットアダプター」があれば、異なる差込角にも対応!
それぞれのインパクトレンチは差込角が決まっているため、異なる差込角のソケットは使えません。しかし、ソケットアダプターを使えば、元の差込角よりもワンサイズ大きい差込角、またはワンサイズ小さい差込角のソケットが取り付けられます。例えば、差込角12.7mmのインパクトレンチに「凹12.7mm・凸19.0mm」のソケットアダプターを取り付けると、19.0mm角のソケットが取り付けられるようになります。
・全長:44.0mm
・差込角(凹):12.7mm
・差込角(凸):19.0mm
なかなかねぇ、近所には売ってるようで売ってないんですよ。近所の金物屋で取り寄せの見積もバカ高いこと言われるし相変わらず商品知識薄いし。大阪市内に行けば売ってるのは知ってるけど通販で買えて本当に助かってます。
出典: Amazon
・全長:37.5mm
・差込角(凹):12.7mm
・差込角(凸):9.5mm
確りとした造りで、安心して使えます。エアーインパクトに使用。
出典: Amazon
知っておきたい!インパクトレンチの正しい使い方
インパクトレンチはしっかり両手で持つ
画像のように右手でハンドルを握り、左手でインパクトレンチの先端近くを支えるようにするのがインパクトレンチの正しい持ち方。インパクトレンチが回転するときは大きな力が生じますが、左手でしっかり支えることで、レンチの先端がブレるのを防ぎます。ソケットをナットに差し込んでから回転させる
インパクトレンチでナットの取り外しや締め付けをする際は、必ずソケットをナットに差し込んでから回転させます。差し込みが中途半端な状態でソケットを回転させると、ナットが破損する場合があるので注意してください。ソケットを一気に回転させてナットを外すのではなく、1~2秒スイッチを押したら一瞬離してストップし、再びスイッチを押す、という動作を数回繰り返すとナットが外れやすくなります。
ナットを締め付けるときも、1~2秒間回転させて一瞬止める、という動作を繰り返すことで、過大なトルクでナットを締め過ぎてしまうのを防げます。
インパクトレンチはタイヤ交換に大活躍!
インパクトレンチがあると便利なシーンは、なんといってもタイヤ交換。手動式のレンチでもできることはできますが、時間もかかるうえ、かなりの重労働になってしまいます。その点インパクトレンチを使えば力要らずで楽々こなせるので、タイヤ交換の作業スピードも格段にアップ!
タイヤナットの外し方
Step1. 車体を少し上げた状態で、ナットを少しだけ緩める
タイヤのナットを緩める場合は、ジャッキを利用してタイヤが地面から離れない程度に車体を上げてから行います。ただし、この状態ではナットを全て外さず、少し緩んだ状態で止めておきます。Step2. タイヤが地面から浮いた状態でナットを外す
次に、タイヤが地面から離れる程度に車体を持ち上げて、タイヤのナットを外します。ナットを外す場合は、対角線の順番になるように外していきます。タイヤのナットが4カ所で留められている場合は、以下の順番で外します。
また、タイヤのナットが5カ所で留められている場合は、以下の順番で外します。
ナットの締め付け方
タイヤを取り替えた後にナットを締め付ける場合、タイヤが地面から浮いている状態で、まずは手動式のレンチでナットを仮止めしておきます。その後、ジャッキを完全に下ろしてタイヤを地面に着けてから、インパクトレンチを使ってタイヤのナットを完全に締め付けます。緩めるときと同様、対角線の順番で締め付けていきましょう。タイヤ交換時の注意点は?
ナットは、ゆる過ぎず、締め過ぎない!
タイヤを装着してからナットを締める際に気をつけるポイントは、ゆる過ぎず、締め過ぎないということです。ナットの締め方がゆるければ、運転中にブレが生じてしまったり、タイヤそのものが外れてしまうこともあり、とても危険です。逆に強く締め過ぎてしまうと、ナット自体だけでなく、ボルトまで破損してしまうことがあります。適性トルクで締め付ける
タイヤの締め付けを適切に行うには、それぞれの車に応じた「適性トルク」を守りましょう。適性トルクの大まかな目安は以下の通りです。
車種 | トルクの値(目安) |
普通自動車 | 90~110N・m |
軽自動車 | 70~90N・m |