目次
くさ〜い家庭ごみをそのまま保管しておくストレスがなくなるので、とっても快適ですよ。「生ゴミ処理機って?」「どんな種類があるの?」という基本と、おすすめの生ゴミ処理機12台をご紹介!フル活用したい助成金情報も要チェックです。
生ゴミ処理機とは
生ゴミ処理機とは、家庭で出る野菜くずや魚の骨を、熱で乾燥させたり、微生物の力で分解したりして処理する電化製品のこと。処理した生ゴミはぎゅっと小さく圧縮されて、臭いが少ない状態になります。「生ゴミの臭いが気になる…」「生ゴミの量を減らしたい!」というご家庭におすすめです。処理した生ゴミは、家庭菜園や農業の堆肥として利用できるものも。生ゴミを堆肥にして使うのか、ゴミ捨ての負担を減らしたいのか、目的に合ったゴミ処理機を比較してご検討ください。
生ゴミ処理機の種類を徹底比較!
製品によって、本体にゴミを入れた後の処理方法が違います。ゴミ捨てを楽にするのが目的なら「乾燥式」や「粉砕式」、生ゴミを畑や庭の肥料に活用したいなら「バイオ式」や「コンポスト」がおすすめ!堆肥にするなら「バイオ式」
特徴・原理
微生物の力でゴミを分解するタイプです。本体の中には生ゴミと一緒に、種菌や発酵補助材もセットします。これらの中身を電気でかき混ぜ、堆肥として使える状態にする仕組みです。メリット
バイオ式は屋外に設置するものがほとんど。堆肥にしたあとすぐ畑や庭のガーデンに持って行けるためスムーズです。生ゴミ処理機の種類によっては、堆肥として地面にすき込んでから効果が出るまで時間が掛かりますが、バイオ式で処理した生ゴミなら、およそ1カ月程度で効果を発揮します。また、ゴミ処理の音がほとんどしないのも特長です。デメリット
屋外で電源を確保する必要があります。・生ゴミを入れに行くために外へ出るのが面倒
・設置場所を考えるのが大変
といった点がネックでしょう。また、次にご紹介する乾燥式よりも、種菌や発酵補助材を入れたり、何日か待ったり、モード設定をしたり…といった手間が多少あります。
堆肥づくりならこちらの記事もチェック!
ゴミ捨てに便利な「乾燥式」
特徴・原理
熱で生ゴミをカラカラに乾燥させ、臭いも軽減し、ゴミ捨てを楽にするタイプです。生ゴミの約70〜80%は水分と言われていますから、乾燥させることでぎゅっと小さくコンパクトにできます。メリット
熱風を当てて乾燥させるシンプルな仕組みなので、キッチンで邪魔になりにくい、コンパクトでデザイン性の高いものもたくさん出ています。毎日出る生ゴミの量が少なめで、手軽に生ゴミを処理したい人にもおすすめです!デメリット
購入費用は安い一方で、電気代が高めです。また、乾燥式で処理した生ゴミは、地面に埋めてから堆肥になるまで数カ月掛かります。「生ゴミを堆肥として使いたい!」という人より、「ゴミの量や臭いを手軽な方法で何とかしたい!」という人向けでしょう。排水口に流せる「粉砕式」
「ディスポーザー」とも言います。ディスポーザーとは、キッチンの排水口に直接取り付ける生ゴミ粉砕機。生ゴミを水と一緒に排水口に流すと、ディスポーザーによって粉砕され流れていきます。粉砕された生ゴミは排水までに浄化槽で取り除かれるので、水質を汚染しません。ただし、取り付け工事や特別な浄化槽を必要とするため、簡単に後付けでは設置できません。マンションなどの集合住宅などに初めから設置されていることがほとんどです。電気を使わずに堆肥作り「コンポスト」
特徴・原理
電気を使わないのが最大の特徴です。畑や庭に設置し、生ごみや落ち葉を入れることで、半年くらい掛けてじっくり堆肥を作ります。主に農家の方が使用しているタイプです。メリット
電気代、電源の確保を気にする必要がありません。畑のすぐそばでお金を掛けずに肥料作りができます。デメリット
機械任せではなく、人の手で管理するため、日々の作業が大変です。臭いや虫の発生、動物による被害なども気にする必要があります。また、2~3カ月掛けてゆっくり肥料を作るものなので、根気が必要でしょう。屋内でエコな肥料ができる「密閉容器」
特徴・原理
生ゴミとボカシ肥(米ぬかやもみ殻などを、微生物と混ぜ合わせたもの)を入れてふたをし、微生物の力で発酵させる容器です。発酵処理後の生ゴミだけでなく、発酵の過程で出た水分も肥料として利用できます。家庭菜園を楽しむ人向きです。メリット
数千円で購入でき、安いのが魅力です。電気代は掛かりません。コンポストと似ていますが、密閉容器なら屋内で使用でき、虫や動物に悩まされることが少ないですよ。デメリット
溜まった発酵液を取り出す作業が必要です。また、ボカシ肥を購入する費用が掛かります。ボカシ肥
・サイズ:幅320×奥行210×高さ40mm
・重さ:約1kg
中身がほとんど増えない「ハイブリッド型」
特徴・原理
生ゴミを乾燥させてから、さらに微生物で分解も行い、水と炭酸ガスに分けるタイプです。乾燥式とバイオ式、両方のいいとこ取りをしています。メリット
乾燥→微生物分解と丁寧に処理を行うので、臭いが非常に少ないです。電気代も乾燥式の約半分と安く、おまけに静か。生ゴミが非常に少なくなるため、ゴミ捨ては半年に1回程度でOK!デメリット
高性能なハイブリット式ですが、他のタイプに比べて、価格が高いのが難点。また、サイズが大きめなのも欠点で、製品もあまり多く出回っていません。快適に住むために!引っ越し前のゴキブリ対策
引っ越し前の今、ゴキブリ対策を!ゴキブリが嫌がるお部屋にしましょう。 お部屋のゴキブリ対策は、物がない状態で対策する方が、確実に隙間をなくし、ゴキブリの侵入を高確率で防げます。 ゴキブリが出るお部屋と出ないお部屋、ともに共通点があります。 あなたが住もうとしているお部屋は大丈夫か、調査し引っ越し前に対策する必要があります。 詳細や価格は、公式サイトで確認してみて。
生ゴミ処理機の選び方
楽なゴミ処理?しっかり堆肥作り??
家庭でのゴミ処理を楽にするのが目的なのか、堆肥を作りたいのか。まず意識してほしいポイントはここです。ゴミ処理を楽にしたいなら、臭いやゴミの量を少ない労力で効率よく減らせる「乾燥式」が良いでしょう。これから家を建てるまたは改築するなら、「粉砕式(ディスポーザー)」の導入も考えてみては?
ゴミ処理のついでに堆肥も作りたいなら「バイオ式」をおすすめします。電気不要の「コンポスト」や「密閉容器」も堆肥向きですが、処理に時間が掛かるため、全てのゴミを処理することはできず、通常通りに捨てる生ゴミも発生する、ということを意識しましょう。
費用で選ぶ
一番コストが掛からないのは、電気を使わない「コンポスト」「密閉容器」です。これらは電動より手が掛かる反面、購入費用も安く抑えられます。ランニングコストが高いのは「乾燥式」です。ただ、小型の乾燥式であれば電動の生ゴミ処理機の中で一番購入費が安く、中型のものであっても補助金などを活用すれば、初期費用もかなり安くすることができるのでおすすめです!
費用・ランニングコスト共にその中間の「バイオ式」は、バランスが取れており、コスト面で購入後に悔いることは少ないでしょう。
置き場所で選ぶ
「バイオ式」「コンポスト」は屋外に設置するものです。屋内でコンパクトに管理したいなら、サイズが小さな「乾燥式」「密閉容器」をおすすめします。屋内・家庭用|おすすめ生ゴミ処理機の人気ランキング ベスト6
家庭用に人気の生ゴミ処理機を人気順にランキング形式でご紹介します。「いろいろな種類があって混乱する…」という人も、比較表で見比べれば、製品ごとの特徴も掴みやすいはず!※電気代は処理1回あたりの金額をご紹介しています。第1位
パナソニック 家庭用生ごみ処理機 温風乾燥式 MS-N53XD-S
/>Point1. 乾燥肥料と有機質肥料が作れる!
通常モードでは130度の温風で乾燥し、軽くてかさばらない肥料が作れます。「ソフト乾燥モード」で処理すれば、熟成期間不要で速効性のある有機質肥料が作れちゃいます! 乾燥式で処理したゴミは、「地中で堆肥として効果を発揮するまで時間が掛かる」とご紹介しましたが、これなら何カ月も待つ必要がありません。Point2. 臭いが少なく、簡単操作
パナソニック独自スパイラル方式「プラチナパラジウム触媒」で脱臭効果抜群。ゴミの量を約7分の1に減らせます。菌やバイオチップを入れる必要もなく、扱いが簡単です。・容量:6L
・サイズ:幅26.8×奥行36.5×高さ55cm
・置き場所:屋内
・電気代:標準モード約20~81円/ソフト乾燥モード約23~96円
パナソニック 家庭用生ごみ処理機の口コミ・評判は?
何台目になるでしょうか、会社と自宅に各々備えておいて、夏場の草花や野菜の肥料に使っています。生ゴミを出さずに自然に帰して、野菜を食べることが出来るのでお気に入りです。(出典:Amazon)
静かだし、思ったよりも匂いも少なくて、室内で使っています。野菜クズや残飯など、乾燥させると、量も重さも1/5くらい、カラカラで生ゴミとは思えない状態になります。2週間分くらいためられるので、まとめて家庭菜園の土に混ぜ、堆肥にします。ゴミの量を減らしたくて購入しましたが、格段に減って、とても満足です。強いて言えば、大きな野菜クズなどを細かく粉砕する機能があれば、完璧だと思います。。(出典:Amazon)
こちらのパナソニック製品は臭わず、ゴミの量が減り、しかも楽!との声が多く人気です。「堆肥にはバイオ式が良さそうだけど、できるだけ簡単な方がいい…」と躊躇している人にもおすすめできます。
第2位 島産業 パリパリキューブ PCL-31-BWR
・タイプ:乾燥式
・容量:1.3L
・サイズ:幅21.5×奥行21.5×高さ28.3cm
・置き場所:屋内
・電気代:標準モード約18円/多めモード約27円
市の補助金制度を利用して購入しました。(うちの市は半額補助)4人家族の1日分の残飯処理するには十分な容量です。うちは食べ残しが少ない家庭です。乾燥させるのに時間がかかりますが、静音、臭いなしなので台所の出窓に置いて夜中に運転させてます。乾燥後の残飯は、ほぼカラカラ、臭いは芳ばしい?程度で臭くないです。夏場の生ゴミの臭いが解消されるのではと期待してます。買ってよかったと思ってます。
出典: Amazon
第3位 島産業 パリパリキューブ ライト PPC-11
・タイプ:乾燥式
・容量:2.8L
・サイズ:幅23×奥行27×高さ27cm
・置き場所:屋内
・電気代:パリパリモード約28~45円/ソフトモード約16~23円
素晴らしい商品で、もっと早く買えばよかったと思いました。
キッチン生活が変わり感激の日々を過ごしています!!
出典: Amazon
第4位 エコクリーン 自然にカエル SKS-101
・タイプ:手動式
・容量:30L
・サイズ:幅42.8×奥行28.3×高さ41.8cm
・置き場所:屋内
・電気代:なし
一人暮らしでゴミ捨ての回数が少ないけど、まともに料理作る人にはオススメ!
腐ったり臭気が強くて虫が湧きやすい生ゴミ(特に肉系)をすぐ分解してくれる。
枝(葡萄のヘタとか)や酸が多い物は苦手らしく2ヶ月でようやく見掛けなくなりました。
家にいない日が多く、土の回転をさぼりがちでも(いる日はよく回してる)ちゃんと活動してくれてるし、苦手なものさえ入れないよう心掛ければエコだし家も清潔なもんです。
最近少し土増えたかも。
出典: Amazon
第5位 リブウェル キッチンコンポスト
・タイプ:密閉容器
・容量:約19L
・サイズ:幅29×奥行29×高さ41cm
・置き場所:屋内
・電気代:なし
2つ購入しました。貯められる量の20Lは、野菜くずが沢山出る我が家でも10日分くらい、十分貯められましたし、ちょうどよい量です。野菜くずとコーヒー殻のみ貯めています。臭いは、私にとってまったく嫌な臭いではありません。蓋がちゃんとできることは、信頼がおけます。畑の土に良い効果が出そうな気がします。
出典: Amazon
第6位 ちくま精機 クリンタシス CCM-600
・タイプ:乾燥式
・容量:13L
・サイズ:幅37×奥行50×高さ63cm
・置き場所:屋外
・電気代:約25~58円
屋内・家庭用|生ごみ処理機スペック比較表
商品名 | タイプ | 容量 | サイズ(幅、奥行、高さ/cm) | 電気代 |
パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53XD-S | 乾燥式 | 6L | 26.8×36.5×55 | 標準モード約20 ~81円/ソフト乾燥モード約23~96円 |
島産業 パリパリキューブ ライト PCL-31-BWR | 乾燥式 | 1.3L | 21.5×21.5×28.3 | 標準モード約18円/多めモード約27円 |
島産業 パリパリキューブ PPC-11 | 乾燥式 | 約2.8L | 23×27×27 | パリパリモード約28~45円/ソフトモード約16~23円 |
エコクリーン 自然にカエル SKS-101 | 手動式 | 30L | 42.8×28.3×41.8 | なし |
リブウェル キッチンコンポスト | 手動式 | 約19L | 29×29×41 | なし |
ちくま精機 クリンタシス CCM-600 | 乾燥式 | 約13L | 37×50×63 | 約25~58円 |
屋外・家庭菜園・農業用|おすすめ生ゴミ処理機の人気ランキング ベスト6
大量の生ゴミも、処理機を使えば衛生的に減量でき、有機的な肥料に変えることができます。家庭菜園や農家さんの肥料作りに大活躍!第1位
WORTH GARDEN 回転式コンポスト
Point1. 大容量なのに移動できる
生ゴミや落ち葉で堆肥を作るコンポスターです。タイヤ付きなので、大容量コンプストなのに移動が簡単。中身のかき混ぜもドラムごと回すだけなので、手軽です。電源は要りません。Point.2 安心の2年保証
さらに、安心の2年保証付き。安くない買い物だからこそ、保証付きは嬉しいですよね!WORTH GARDEN 回転式コンポストの口コミ・評判は?
1年前に購入しましたが、無事に2年目に突入です。
一般的な固定型コンポストとは生ごみの分解速度が違います。
我が家の生ごみはすべてこのコンポスター+有機EM粉末で肥料に変貌します。
1年経過しましたが、5キロの黒土と生ごみ+有機EMだけでコンポスターの半分ぐらいが埋まった程度です。
EMのおかげで生ごみが分解されます。
そろそろ植物の肥料として使う予定です。
きっといい肥料になると思います。
気を付けることは生ごみ投入時に必ず3回程度、回転させることがヒントです。
問題は回転させるときに取っ手がないので回しにくいという点ですが。
我が家は中央のビス止めの際にL字アングルを購入し3か所の取っ手を付けました。
これのおかげで簡単にドラムを回転させることができます。(出典:Amazon)
北米、欧州諸国でも人気というだけあって、日本のAmazonレビューでも高評価。電気を使わないコンポストは分解に時間が掛かりますが、この製品ならその時間も短縮できます!
第2位 アイリスオーヤマ コンポスト エココンポスト EX-101
・タイプ:コンポスト
・容量:100L
・サイズ:幅60×奥行60×高さ52.2cm
・置き場所:屋外
・電気代:なし
残飯、生ゴミを処理する為に購入しました。
結構大きいですが、軽い為女性でも簡単に設置できます。
コンポストの底より小さめめに、丸く穴を掘り(30cm位、)
コンポストを設置した後、掘った土をコンコスト回りに被せて固定します。
密封性がよくなる為、外側からはほとんど臭いがしません。
投入量を多くしたければ穴を深く掘るだけです。
穴が一杯になったらコンポストを撤去して残土をかぶせるだけです。
出典: Amazon
第3位 回転式コンポスター CP-TC01
・タイプ:コンポスト
・容量:182L
・サイズ:幅75×奥行77×高さ79cm
・置き場所:屋外
・電気代:なし
思ってたより大きくて作りもしっかりしていたので良かったです。
出典: 楽天市場
第4位 堆肥コンポスターバッグ
・タイプ:コンポスト
・サイズ:幅45×奥行45×高さ80cm
・置き場所:屋外用
・電気代:なし
約1年前にこれと同じもの(35X60)を買って使っています。ベランダに置いて生ごみを放り込んでいます。コンポスト用菌床と発酵促進剤も使いました。冬に始めたので、たい肥として使えるようになるには5-6か月かかりましたが、夏には菜園用のたい肥として重宝しています。生ごみだけだと、水分が多すぎるので、冬の間に落葉を集めておいて、生ごみと交互に積み重ねるといいです。匂いはほとんどしませんが、蝿が発生するので、コンポストの中に樟脳のような防虫剤をつるすといいと思います。樟脳は植物由来なので、たい肥にはたぶん(?)無害かと思います。ゴミとして出す生ごみが無くなったので、ゴミ出しはかなり楽になりました。小さい魚の骨もコンポストに放り込んでいます。
出典: Amazon
第5位 Straight社 角型コンポスター
・タイプ:コンポスト
・容量:400L
・サイズ:幅75×奥行75×高さ85cm
・置き場所:屋外
・電気代:なし
上部が広く使いやすいです。組立もスムーズにできました。再購入を検討しています。
出典: 楽天市場
第6位 ミラコンポ Aセット
・タイプ:コンポスト
・容量:30L×4個
・サイズ:幅30×奥行30×高さ50cm
・置き場所:屋外
・電気代:なし
屋外・家庭菜園・農業用|生ごみ処理機スペック比較表
商品名 | タイプ | 容量(L) | サイズ(幅、奥行、高さ/cm) | 電気代 |
WORTH GARDEN 回転式コンポスト | コンポスト | 190 | 100×76×85 | なし |
アイリスオーヤマ エココンポスト EX-101 | コンポスト | 100 | 60×60×52.2 | なし |
回転式コンポスター CP-TC01 | コンポスト | 182 | 75×77×79 | なし |
堆肥コンポスターバッグ | コンポスト | – | 45×45×80 | なし |
Straight 角型コンポスター | コンポスト | 400 | 75×75×85 | なし |
ミラコンポ Aセット | コンポスト | 30L×4個 | 30×30×50 | なし |
生ゴミ処理機の使い方と堆肥作りのポイント
どんなタイプの生ゴミ処理機でも生ゴミを入れる時は、まずは水をよく切りましょう!臭いや虫を防止し、処理時間も短縮できます。乾燥式
乾燥式はバイオ式と違って、種菌不要です。生ゴミをセットしたら、あとはスイッチを押すだけ。熱風がゴミの水分を飛ばし、ゴミの量を減らしてくれます。堆肥作りのポイント
乾燥式で処理したものを土に埋めても、効果が出るまでに時間が掛かります。堆肥として利用したいなら、「乾燥式だけど、堆肥利用した時に効果の出が早い処理をしてくれる」ソフト仕上げ機能が付いた製品がおすすめです。バイオ式
屋外で電源に接続し、種菌や発酵補助材を生ゴミに混ぜます。使い続けていると臭いがきつくなり、分解能力も落ちるので、種微生物を定期的に補充してあげましょう。製品によっては、この微生物補充が不要なものもあります。堆肥作りのポイント
軟らかい野菜や果物の皮、魚の臓器は分解が早いですが、魚の骨など硬いものは時間が掛かるので注意。また、小さく切ってから入れれば早く分解が進みますよ。ハイブリッド
ハイブリット式も手間が掛かりません。生ゴミを投入し、スイッチを入れると、おおよそ24時間以内に処理が完了します。基材の交換は半年に1回くらい必要です。堆肥作りのポイント
規定の投入量を守りましょう。入れ過ぎると分解不良を起こし、臭いの原因になります。コンポスト
コンポストにはいろいろな形状のものがあります。掘った穴の上にかぶせるものや、本体ごと地中に埋めるものなど、使い方はさまざま。土と生ゴミを交互に入れ、中身をかき混ぜて空気を含ませるのが基本です。堆肥作りのポイント
石灰を振り掛けると、バクテリアの活動がアップ!より早く堆肥が完成します。密閉容器
生ゴミにボカシ肥料(油かすや米ぬかなどに、土やモミガラなどを混ぜて発酵させたもの)を振り掛け、ふたをします。発酵の過程で出た水分は下のコックから抜き取りましょう。中身が熟成したら完成です。堆肥作りのポイント
ボカシ肥料が少ないと臭いの原因になります。また、しっかり密閉していないと微生物が活発に活動しません。生ゴミ処理機の助成金制度について
自治体によっては、生ゴミ処理機を購入する際の助成金制度があるんです!これを有効活用しない手はありません。どうして助成金が出るの?
家庭ごみの減量や、リサイクル促進などが目的です。多くの自治体では、電動式の生ゴミ処理機だけでなく、コンポストや密閉容器も助成金の対象になっていますよ。助成金はどれくらい?
購入金額の2分の1程度を助成してくれる自治体が大半です。電源式とコンポスト式では、補助金額の上限が違う場合もあるので、要確認です。対象になる個数も、「電源式は1台、電気の要らないタイプは2台までOK」という風に異なることも。自治体によっては、毎年募集期間を設けていることもあるので、ゴミ処理機を購入する前に確認しておきましょう。
千葉市の例
生ゴミ減量処理機(乾燥減量型・分解消滅型):補助率1/2、補助上限額35,000円、台数制限5年で1基生ゴミ肥料化容器(コンポスト容器・密閉処理容器):補助率2/3、補助上限額4,000円、台数制限5年で2基
参考:千葉市『生ごみ減量機器購入費補助金制度』
生ゴミ処理機を自作しよう!作り方を紹介
ゴミ処理機、自分で作ることもできちゃうんです!しかも作り方は超シンプルで費用もぐんと抑えられますよ。用意するもの
・容器(ホームセンターや100円ショップでOK。密閉できるふた付きのもの。ダンボールでも可)・ピートモス
・籾殻くん炭
作り方
1. 容器に混ぜ合わせたピートモス、籾殻くん炭を入れます。2. この中に生ゴミを投入。ふたをして、虫が来ないように密閉します。
3. 暖かく風通しの良い、雨に当たりにくいところへ置いておきます。
入れられないもの
ペットのフン、プラスチックや金属、陶器、ガラス、針葉樹、殺菌効果の高いものなど。生ゴミ処理機を自作で成功させるポイント
中身は毎日かき混ぜましょう。どのくらい大きな処理機を作るかにもよりますが、生ゴミを一気に入れ過ぎると分解できず、臭いや腐敗の原因になります。段ボールコンポストの記事もチェック!