目次
初心者にもおすすめ!液体肥料(液肥)とは
液体肥料(液肥)とは、液体に栄養素を溶かした肥料のことです。植物にとって食事ともいうべき窒素、リン酸、カリの三要素がギュッと閉じ込められており、植物の種類によってさまざまな製品が販売されています。使うと固形肥料よりも早く効果が出るので、植物を植え付けてからの追肥におすすめですよ。株元にまくだけなので、初心者さんでも簡単に扱えます。広い面積を管理するプロは、スプレイヤー(散布機・噴霧器)や土壌散布機で散布を行っていますが、家庭ではジョウロ・霧吹きで充分です。液体肥料のメリット
効果が出やすい
液体肥料はすぐ植物に取り込まれる、即効性の高さが魅力です。だんだん栄養が溶け出し、ジワジワと効いていく固形肥料は最初に与える「元肥」、すぐに効く液体肥料は花や実ができる季節の「追肥」として使い分けると効果的です。成分量がわかりやすい
固形肥料、特に有機肥料は実際どれだけの肥料成分が入っているかわかりにくいものが多いです。対する液体肥料は数字で成分表示されているので、植物の栄養管理がしっかりできます。有機肥料タイプも
液体肥料の中には有機肥料タイプも存在します。「食用の作物はより安全な肥料を使いたい!」という人におすすめなタイプです。有機の液肥は通常の固形肥料と同じく、生物分解するためにじっくり効果を発揮します。味を上げる効果も
液体肥料は単に結実をよくしたり、葉を茂らせたりするだけではありません。作物の味をアップさせる栄養素が含まれているという製品もあります!より高い効果を実感するためには、実るタイミングに合わせて追肥をしましょう。液体肥料のデメリット
スプレイヤー(散布機・噴霧器)が必要になる
広範囲にまきたいなら、むらができにくいスプレイヤーを使用する必要があります。このスプレイヤーはメンテナンスの必要もあるので、管理が大変です。ただし先述した通り、家庭菜園や庭先のガーデニングならここまで本格的な道具を用意する必要はありません。濃度の調整など作り方が難しい
液体肥料は与える前に水で薄めます。濃度の目安はパッケージに書いてありますが、失敗すると肥料やけするので注意しましょう。水耕栽培の場合、液肥の与えすぎはバクテリアやコケの発生につながります。野菜・水耕栽培・芝生などに|液体肥料の種類と選び方
「どの液体肥料を買おう?」と迷ったら、自分の育てている作物を思い出してください!作物の種類によって使える液体肥料も変わってきます。また、水で薄める必要がないタイプや、土に挿すタイプなど、手軽さ重視の液体肥料も便利ですよ。野菜用
野菜用とひとくくりに言っても、土壌散布に適したものと、葉面散布するものとで、選び方が違います。土壌散布
リン・窒素・カリウム(肥料三要素)のほかに、たんぱく質、アミノ酸などを含むものが有効です。土である程度拡散されるので、濃度が濃いものでもOK。必要に応じて水で薄めましょう。葉面散布
葉面に散布する液体肥料は、肥料三要素を中心に構成されています。特に窒素は葉面から吸収されやすいため、重要な成分です。汎用品を流用する場合は、濃度が濃かったり、葉に残るような成分があったりすると、発育に悪影響が出るので注意しましょう。水耕栽培用
室内でも手軽に行える水耕栽培。土で栽培するなら、最初から土壌にある程度栄養素が含まれていますが、水耕栽培で使う水にはまったくそれがありません。肥料三要素のほかに、中量要素、微量要素が充分含まれている液体肥料を使いましょう。初心者さんには液肥ではなく、水耕栽培専用の培養液がおすすめです。芝生用
芝生用には、肥料三要素がバランスよく含まれている液体肥料を。濃度は薄めが基本です。あとは芝の種類や土壌に合わせて調整します。また、芝は土壌の鉄分を消費するため、鉄を含むものがおすすめです。芝専用の液体肥料も販売されています。観葉植物用(アンプル剤)
観葉植物の株元に、スポイトのような小さい容器が挿さっているのを見たことがありませんか?これは「活力剤」といって、寒さや暑さ、植え替えなどで元気のない植物に与えるものです。法律で液体肥料とは区別されています。液体肥料ほど劇的な効果は期待できませんが、手軽さが魅力です。液体肥料の使い方、薄め方など
畑(野菜)に使用する場合
あらかじめ簡単に土壌チェックしておくと良いでしょう。土に散布する場合はジョウロか散布機を使います。葉面に散布する場合は、霧吹きか噴霧器でまきましょう。おすすめのジョウロと霧吹きはこちらでチェック!
水耕栽培で使用する場合
培養液を作る場合、ECメーターを使用します。培養液に継ぎ足しする場合は、ECメーターで濃度を測定し、全体の濃度を計算してから継ぎ足しましょう。ペットボトルや花瓶での水耕栽培なら、水の交換と一緒に液体肥料も入れ直します。ECメーターについてはこちらをチェック!
観葉植物のプランターに使用する場合
種類によりますが、野菜ほど頻繁に散布する必要はありません。あまり液体肥料を与えているとすぐに大きくなってしまい、植え替えが必要となってしまいます。観葉植物の肥料三要素が枯渇することは少ないので、中量要素、微量要素をアンプル剤を常用することで栄養補給していきましょう。特に冬は観葉植物の成長がゆっくりです。与えるなら冬以外の温暖な時期がおすすめ!ハイポネックスなど濃縮液肥の薄め方
植物の種類によって、液体肥料をどの程度に薄めて使うかは異なります。サボテンや盆栽など、かなり薄めるものは2000倍、花木・庭木などは250倍程度です。液体肥料の大定番商品「ハイポネックス」のサイトも参考にしてみてください。ハイポネックス公式サイト
農家が選ぶ!液体肥料おすすめ商品トップ10
1位:使いやすく高コスパ|ハイポニカ液体肥料 水耕栽培用
・容量:各500ml
そんなに期待していなかったのに、とっても驚いています。
ベビーリーフを育てているのですが、成長が速くなり、わっさわっさです。
土にも水耕栽培にも使えるのでありがたいです。
オクラ・トマト・ハラペーニョも収穫が楽しみです。
出典: Amazon
2位:普段の添加から回復まで|ハイポネックス原液
・容量:約800ml
家庭菜園のトマト・ナス・キュウリ用の肥料として購入しました。
秋穫りだったので効果が出るのに時間はかかりましたが、結果的に予想を上回る収穫が12月まで続きました。
大満足です。また来年も使います。
出典: Amazon
3位:使いやすさNo.1|そのまま使える花工場 植物全般用
・容量:700ml
前は日曜に買った花は、毎日水替えしても3日しかもちませんでしたが、この液を入れるとうまくやれば1週間持ちます。説明書きには、液は残っているので途中で水を足せばいいと書いてありますが、やはり水が白くなってくるので、3日ぐらいできれいな水にして再度液を入れるのがよいと思います。
出典: Amazon
4位:巨大化注意!最強の液体肥料|万田酵素 万田アミノアルファ
・容量:1L
我が家はこれをずっと使用している。
野菜や花の生育が良く、野菜は味が良い。
ニガウリ(ゴーヤ)は苦みが少なく、味が良い。
出典: 楽天市場
5位:観葉植物専用!|ハイポネックス ハイグレード観葉植物
・容量:450ml
多少お値段はしますがキャップが真ん中で二つに分かれており、1ミリという少ない容量からもはかれる優れものです。キャップの先端もとがっているのでこぼれにくい構造になっています。
出典: 楽天市場
6位:夏野菜の強い味方|レインボー薬品 住友液肥2号 実もの・根もの用
・容量:800ml
鉢植えのレモンが元気が無かったため、こちらの液肥を与えたところ、目に見えて元気になりました。
葉っぱが全て落ちていたのですが、新芽がすぐに生えてきて今では葉っぱがしっかり復活しました。野菜だけでなく木にも効果があるようです。
出典: Amazon
7位:マルチに使える葉面散布用液肥|OATアグリオ ホスプラス
・容量:1L
8位:野菜から観葉植物まで水耕栽培ならこれ!|ベジタブルライフA
・容量:1L
9位:高コスパでやさしい配合|メネデール 芝肥料
・容量:1L
前年の秋に植えた芝に、春からこの肥料をやり始めました。
月に2回〜3回程度、1000倍の希釈で施肥しています。
8月には青々とした芝生となり、成長も順調なようで満足しています。
他の肥料とは比較できませんが、効果・金額的にも妥当かと感じていますので、これからも使い続けたいと思います。
出典: Amazon
10位:味上げ効果で果物をおいしく|カラアップ
・容量:1kg
おすすめ散布器具
扱いやすさNo1の小型電動噴霧器|工進 ガーデンマスター乾電池式噴霧器
・容量:3L
今まで手動の蓄圧式噴霧器を使用していましたが毎回、ポンプで蓄圧するのが大変でした。
数年間と比べると、電動の噴霧器も安くなってきましたのでこちらの商品を購入しました。
噴霧機能は十分、単1乾電池を6本使うので重たいと思いましたが、肩に掛ければそこまで重くありません。
蓋を外さなくても上部のキャップを外せば液体を入れられる事と使い終わったらポンプを逆回転させ、ホースやノズル内に入ってる液体をタンクに戻す事が出来るので便利。
電池はケースのような物に入れて、それを本体に差し込むタイプなので、扱いやすいです。
出典: Amazon
かんたん液肥希釈キット(SK)
今までは、如雨露に液体肥料と水を入れ、重たい8ℓの如雨露でもすぐになくなってしまい、何回も繰り返さなければならず苦痛を感じていました。
これを使うと、ホースで水やりをするのとまったく同じ、非常に楽でした。
あえて不安な点を挙げるとするなら、液肥がなくなったことが分からないということでしょうか?
出典: Amazon