甘いとうもろこし品種ランキング・ベスト15｜糖度が高い順に紹介！

大人にも子どもにも人気のとうもろこし。最近では、甘さやおいしさ、見た目に違いのある、さまざまな品種のとうもろこしが開発され、全国各地で栽培されています。今回はそんなとうもろこしの「甘さ」に注目して、15品種を糖度順にランキング形式でご紹介します。おいしいとうもろこしの見分け方や調理法も紹介しているので、参考にしてみてください。

ロックファーム京都の下村さんにお話を聞きました！

ロックファーム京都 株式会社は、京都を舞台に「京都舞コーン」をはじめとした野菜を生産する農業法人。ロックファームに関わる全ての人を幸せにする仕事をモットーに、京都を代表するブランドづくりに取り組んでいます。

ロックファーム 株式会社公式サイト：https://rockfarmkyoto.co.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/rockfarmkyoto_chokubaisho/

甘いとうもろこしの見分け方

とうもろこしを選ぶとき、重視したいのが「甘さ」。同じ品種や同じ産地のとうもろこしでも、どれを選ぶかで甘さは大きく異なります。見分けるポイントを知って、おいしいとうもろこしをゲットしましょう。

とうもろしの平均的な糖度って？

とうもろこしの糖度は、以前は12度程度が平均とされていました。ところが、ここ数年甘みの強い品種が続々と登場し、平均糖度も上昇。最近では16〜17度を超えるものも珍しくありません。中には、品種と栽培方法、収穫のタイミングにこだわることで糖度20度以上を実現したとうもろこしも。フルーツを超える甘さとして注目されています。

下記に果物の平均糖度をまとめました。これを見てみると、とうもろこしがいかに甘い作物かが分かりますね。料理に活用するのはもちろん、フルーツに負けない糖度を持つので、おやつにも最適な野菜です！

作物	糖度
ぶどう	17〜22度
マンゴー	14〜17度
みかん	10〜14度
バナナ	20〜21度
メロン	13〜18度
梨	11〜16度

甘いとうもろこしの見分け方

Point1. ひげ根・皮・切り口を確認

とうもろこしの甘さを左右するポイントの一つが、鮮度です。新鮮さを見極めるポイントは「ひげ根」「皮」「切り口」の3つ。ひげ根がしっとりとしていて、皮にツヤ感があるもの、切り口は白っぽいものが、新鮮なとうもろこしの証です。逆にいうと、ひげ根が乾燥していて、皮がパサつき、切り口が茶色いものは鮮度が低く甘みが劣る可能性があります。

Point2. ひげ根・皮・切り口を確認

とうもろこしの甘さに関わるのが熟度（※）です。とうもろこしの実は、ある時期を過ぎると実に蓄えられた糖分がデンプンに変わり始め、甘味が減ってしまいます。そのため、熟度をしっかり見極めることができれば、甘くておいしいとうもろこしありつけるというわけです。一般的にイエロー系とうもろこしの場合は黄色が濃いものより若干白っぽい方が熟度がちょうどよく、糖度も高いといわれます。

甘いとうもろこしの品種ランキング・ベスト15

ここからはおすすめのとうもろこしの品種を、糖度が高い順にご紹介します。どれも糖度が14度以上の甘いものを集めました！

1位. 京都舞コーン｜メロンと同じスペシャルな糖度！

糖度

21.6度　※

「フルーツを超えた」と評される、圧倒的な甘みをもつとうもろこし。真っ白な美しい見た目と、京都府限定で生産されていることから、その名が付けられました。一粒一粒がしっかりとしていながら柔らかい実は、加熱調理はもちろん、生でそのまま食べることもできます。
収穫のタイミングがわずか5日と短く、最高の一本を消費者に届けるため、毎朝限られたスタッフが品質チェックを行い、その日収穫するとうもろこしを選びます。農家さんの努力があって、この抜群な甘さにつながっているんですね。

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2位. ドルチェヘブン｜フルーティーな風味の新品種

糖度

20度

白 と黄色が混じった「バイカラ―」の新品種。20度に達する甘さに加え、独特のフルーティーな風味を持つのが特徴です。「味来(みらい)」という品種を親として誕生した品種です。

3位. おおもの｜甘さもサイズもヘビー級！

糖度

20度

その名の通り皮付きの総重量500gを超えるジャンボサイズの実が特徴の、スーパースイート系の品種です。大きいだけでなく甘みも抜群で、甘いとうもろこしをお腹いっぱい食べたい方におすすめです。

4位. ピクニックコーン｜小ぶりで味よし

糖度

18度

人気品種「味来」の改良品種です。一般的なとうもろこしの7割程度とやや小ぶりな大きさで、冷やすとさらに甘みが増します。甘みの持続性も高く長く楽しめるのもうれしいポイント。

5位. ミルキースイーツ｜さわやかでジューシーな甘み

糖度

18度

食べた瞬間にさわやかな甘さとジューシーさが口の中に広がる、イエロー系のスイートコーンです。さっぱりとした食味で飽きずに食べられます。

6位. クリスピーホワイト｜歯切れのいいサクサク食感

糖度

18度

サクサクとした食感と強い甘みが特徴のホワイト品種です。しなびにくい性質があり、日持ちがいいのも魅力です。ツヤツヤの見た目が食欲をそそります♪

7位. 雪の妖精｜際立つ白さの希少品種

糖度

18度

ホワイト系品種の中でも特に白さが際立ち、茹でても変色が少ないのが特徴です。開発されたばかりの新しい品種で、市場に出回る量はまだ少なめです。特別な配送方法で甘みを逃しません！

8位. ピュアホワイト｜フルーティで上品な甘み

糖度

17度

ホワイト系とうもろこしの代表的な品種です。強い甘みとフルーティな風味は「梨のよう」と評されることもあります。産地は北海道が多めですが、最近では関東など各地で生産されています。

9位. ゴールドラッシュ｜みずみずしさ際立つ

糖度

17度

甘くてみずみずしいスイートコーン系のとうもろこし。皮が薄く口当たりが良いのでペロリと食べられます。収穫時期が5月下旬から8月ごろまでと長く、北海道から九州地域までの広い地域で生産されています。

10位. ゆめのコーン｜はじける食感と甘み

糖度

17度

レモンイエローで光沢が強い粒が特徴のバイカラー品種です。より粒皮がやわらかい「ゆめのコーン85」や、ボリュームのある「ゆめのコーン80」などの品種もあります。

11位. ロイシーコーン｜ミルキーな風味と濃い甘み

糖度

17度

白いトウモロコシの新品種。しろい（ロイ）、おいしー（シー）スイートコーン（コーン）の語呂合わせで名付けられました。甘みとミルキーな独特の風味が特徴で、日本野菜ソムリエ協会主催の「野菜ソムリエサミット」で、4年連続金賞を受賞しています。

12位. サニーショコラ｜生だからこそのフルーティな味わい

糖度

16度

生で食べることを前提につくられた品種で、茹でても生でもフルーティーなおいしさが味えます。一本で450〜500gもある「サニーショコラ88」という改良種もあります。

13位. 甘々娘（かんかんむすめ）｜栽培難度高の希少な味

糖度

16度

栽培の難しさから「幻のとうもろこし」ともいわれるバイカラー品種です。ほかの品種に比べ、時間が経っても糖度が落ちにくいという特性をもちます。

14位. ミルフィーユ｜バイカラー系の定番品種

糖度

14度

黄色と白色の2色の粒が並ぶバイカラー品種。甘味とうまみが重なり合うスイートコーンということで名付けられました。広い地域で生産される、とうもろこしの定番品種です。

15位. 味来｜人気急上昇のイエロー系

糖度

12度

「ミラクルスイートコーン」とも呼ばれるほど甘みが強く、粒皮が柔らかいのが最大の特徴。やや小ぶりですがジューシーで、生で食べることも可能です。

甘さを逃さない！とうもろこしをおいしく茹でるポイント

お取り寄せした甘いとうもろこし。せっかくだから、調理方法にもこだわっておいしく食べたいですよね。ここからは下村さんにおいしい茹で方をうかがいました！

Point1. 皮は全部むかない

まずはおいしく茹でるための下準備について。皮は全部をむいてしまわずに、薄皮を1枚残してむきましょう。

Point2. 水から茹でる

「水から茹でる」こともおいしく茹でるポイントです。皮をむいたとうもろこしを鍋に入れ、とうもろこしがひたひたに浸るくらいの水と少量の塩を入れます。そのまま中火で茹でて、お湯が沸いて2分経ったらできあがり！ザルに上げて冷ませば美味しい茹でとうもろこしの完成です。

とうもろこしを甘く保つ保存方法

とうもろこしを保存する際は、なるべく温度変化がないように保存することが大切です。また、皮をむくと鮮度が落ちるスピードが極端に早くなるので、皮は調理する直前にむくのがおすすめです。

とうもろこしのおすすめレシピ

糖度の高いとうもろこしの甘みを生かしたおすすめのレシピを、下村さんにうかがいました！

コーンと大葉のかき揚げ

 

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材料

• とうもろこし
• 大葉
• 天ぷら粉
• 塩
• こしょう

レシピ

1. とうもろこしの芯と実の間に包丁を入れて、実をそぎ落とす。
2. ボウルに1と、天ぷら粉、水、塩、黒こしょうを入れて混ぜ合わせ、大葉にのせる。
3. フライパンで油を深さ2センチ程度になるまで入れ、170℃に熱した後、2を揚げる。
4. 時々裏返しなが焦げないように揚げ、両面に焼き色がつけば完成です！

コーンのピリ辛オイスターソースいため

材料

• とうもろこし：2本
• 九条ねぎ：2本
• 豚肉：200g
• オイスターソース：30g
• 豆板醤：小さじ１（お好みの量を入れてOK）
• 塩：少々
• こしょう：少々
• サラダ油：少々

レシピ

1. とうもろこしは皮を剥いた後、5分茹で、冷蔵庫で一晩冷やしておく
2. コーンを横に3～4等分に切り、軸に沿って実をそぎ切る
3. 九条ねぎを斜めに切って、豚肉は一口大に切る
4. フライパンにサラダ油を熱して豚肉をいためる。豚肉の色が変わったら九条ねぎを加えて、とうもろこしを投入。歯ごたえが残るようさっといためる。
5. 塩・こしょうで味を整え、味が全体に馴染めば完成！

コーンのチーズ春巻き

材料

• とうもろこし：2本
• シュレッドチーズ：80g
• 春巻きの皮：8枚
• 揚げ油：適量
• 水溶き小麦粉：適量

レシピ

1. とうもろこしの皮を剥き、5分茹でた後、冷蔵庫で一晩冷やす
2. コーンを半分に切り、軸に沿って実をそぎ切る
3. 春巻きの皮の上に、コーン→チーズ→コーンの順で乗せて包み、水溶き小麦粉で端を留める
4. 180℃の油で揚げて完成！

おまけ｜ヤングコーンと青ねぎのスペアリブ

 

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材料

• ヤングコーン（ちび舞子ちゃん）
• 青ねぎ（九条ねぎ）
• スペアリブ
• 生姜
• 塩
• こしょう
• 醤油
• みりん
• 酒

レシピ

1. フライパンで油と生姜をいためる。
2. 1にスペアリブを入れ、中火で5分火を通す
3. 火が通ったら、お湯を入れ弱火で3分茹でる
4. お湯を捨て、九条ねぎとヤングコーンをフライパンでいためる、醤油、みりんを加える。
5. 15分ほどいため、必要であれば酒を足すなどして味を整え完成！

この夏は甘いとうもろこしを堪能しよう！

とうもろこしのおいしさのポイントは、なんといっても「甘さ」。最近ではインターネットで直接販売する生産者も増えていて、収穫したばかりの新鮮で甘みのつまったとうもろこしを楽しむことができるようになってきました。ご紹介したランキングを参考に、お家でとうもろこしのおいしさをぜひ味わってみてください。

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