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この記事では、発泡スチロールカッターの選び方や使い方、さらに発泡スチロールカッターの自作方法までご紹介しちゃいます。今まで邪魔者扱いしていた発泡スチロールの再利用アイデアが浮かんでくるかもしれませんよ♪
発泡スチロールカッターとは?
細いニクロム線やステンレス針金に電気を流して発熱させる発泡スチロールカッター。発泡スチロールカッターを使えば、普通のカッターナイフでは切りにくい発泡スチロールをスルスルとカットできます。熱の力で発泡スチロールを溶かすから、切り屑があちこち飛び散ることなく直線や曲線も思いのまま!不要な発泡スチロールの処分にお役立ちなだけではなく、お店のPOPからジオラマまでできるんです。普通のカッターで発泡スチロールを切るのはダメなの?
溜まった発泡スチロールを処分する時、何を利用していますか?カッターナイフで切ると、静電気を帯びた細かい切り屑が散らかり、手で集めようとしてもくっついてイライラしたことはありませんか?そして、あのカットするときの不快な音!美しくないですよね。でも発泡スチロールカッターを使えば切り口きれい!切り屑なし!でイライラなし♪
スチロールカッターの特徴は?
発泡スチロールカッターのシステムを簡単にご説明すると、1.発泡スチロールカッターのグリップに付いている細い糸状のヒーター(二クロム線)が発熱する
2.発泡スチロールを立てて持ち、上から押し付けるように押し下げていく
この方法ではカッティングの自由度が高まり、思いのままのデザインを作ることもできます。
どうせ不要な発泡スチロール、いろいろなカッティングを試したり、子どもさんの夏休みの工作にも大活躍させましょう!
失敗しないスチロールカッターの選び方は?
タイプで選ぶ
ニクロム線が付いた発熱タイプ
発熱タイプは発泡スチロールを溶かすことでカットするので、切り口がきれいです。ただし、スチロールカッターは25mmの厚さまで切断できますが、それ以上の厚みには対応していません。発熱タイプを選ぶときは、手を離すとスイッチが切れる安全装置がついたものを選びましょう。刃物タイプ
刃物タイプは刃渡りが長いものが多いので、発熱タイプではカットしにくい大きな発泡スチロールでも切ることができます。携帯に便利なので、農作業に出かける時などにも持ち運べます。選ぶ時は、切り屑が少ないギザ刃なしの直線刃がおすすめです。電源タイプで選ぶ
二クロム線を利用した発泡スチロールカッターには、電源式と電池式があります。電池式は主にアウトドアでの利用に便利ですが、パワーの面で問題があります。一方、電源式はパワーが強いので短時間で発泡スチロールを切ることができます。切り口も電池式よりなめらかなのでおすすめです。
どちらがいいとは一概に言えないのですが、安価な電池式はサブとして購入しておくと便利です。
幅が広いものを選ぶ
発熱タイプの主な発泡スチロールカッターは、「コ」の字の形です。コの字の上辺と下辺の先端にはニクロム線が張ってあります。このニクロム線が長い発泡スチロールカッターを選ぶようにしましょう。なぜなら厚みがある発泡スチロールを切るときにサイズが足りなくなるから。できるだけ二クロム線が長く貼ってあるものを選んだ方が便利です。作業に合った形状のものを選ぶ
発泡スチロールカッターにはさまざまな形状のものがあります。二クロム線加熱タイプやナイフ状の発泡スチロールカッターは、小さくカットする、星の形にカットするなど大雑把なカッティングに向いています。でも、ジオラマを作る時などには向いていません。
細かい作業が求められる作品作りには、ペンタイプや刃先が細かいタイプ、卓上タイプを選びましょう。
発泡スチロールカッターの使い方
では、発泡スチロールカッターはどのように使うのでしょうか。ここではニクロム線を使った発泡スチロールの切り方をご紹介します。Step1. 発泡スチロールカッターのスイッチを押して発熱させます。
Step2. 発泡スチロールを手で持って、下書きに沿ってニクロム線で切っていきます。
Step3. 発泡スチロールカッターを万力に固定すれば、硬い発泡スチロールでも切り取りたい形にカットできます。
詳しくは動画を参照!
【コンセント式発熱タイプ】スチロールカッターのおすすめ人気ランキング☆ベスト3
1位☆発泡スチロールカッター
・商品内容:本体、交流電源、電子変圧器
・サイズ:ヒーター10CM
・使用電源:100-240V
・消費電力:15W
・重量:290g
2位☆プロクソン ハンドスチロールカッター
・商品内容:本体、電源トランス、専用ニクロム線
・重量:0.35kg
・アーム内寸法:最大200mm
・温度調節:100~200℃
・電源トランス:AC100V→DC12V 1.0A
ある程度の厚みのものまでカットできるので、とても便利です。おススメです。
出典: Amazon
3位☆白光 スチロールカッター
・仕様:電源式
・商品内容:本体、-電源コード付・ヒーター
・重量:410g
・有効切断寸法:厚み/100mm、奥行/170mm
・ヒーター温度:ノーマル/170度、ターボ/250度
・適応製品:発泡スチロール、スタイロフォーム、カネライトフォーム
毎年プランターでトマト・ゴーヤ・オクラなどを育てるのですが今年は水耕栽培をしてみようと思い、発砲スチロールの加工用に購入しました。おもに蓋に茎が通る500円玉くらいの穴を開けるために使いました。最初に千枚通しを貫通させてその隙間からヒーターを差し込み、本体にセットしてカット。頻繁にヒーターを付け外ししましたが切れることもなく安定して切れ味が続きます…。
出典: Amazon
【電池式発熱タイプ】使いやすいスチロールカッターのおすすめ3選!
1. KKmoon 発泡スチロールカッターペン
・サイズ:353×50×50mm
・重量:140g
・チューブの直径:2mm
・チューブの長さ:100mm
2. 白光 電池式スチロールカッター
・仕様:電池式
・商品内容:本体、ヒーター2本入り
・サイズ:190×60×220mm
・重量:110g
・有効切断寸法:厚み/70mm、奥行/130mm
・適応製品:発泡スチロール、スタイロフォーム、カネライトフォーム
…使い始めたら、これが結構便利ですね。粉が出ないから、切り口が綺麗で、細かな形状も楽に刳り貫く事ができます。電池式か100Vにしようか考えましたが、何処でも持ち歩ける電池式にして良かったです。私の場合、たまにしか使わないし、加工面積が少ないのでこの位が丁度良いのです。乾電池式でも、スイッチを押せば1秒で即使える速さが助かりますね。軽いのも加工作業には助かります。スイッチの切り忘れも皆無ですし、電池式はコードも無く収納も超簡単で場所もとりません。
出典: Amazon
3. 電池式 ハッポーカッター
・サイズ:本体195×235×35mm、アーム奥行185mm、カッター幅60mm
・セット内容:本体、ニクロム線2本(1本は本体に装着)
・電源:単2乾電池2本(別売)
【卓上タイプ】細かい作業もこなせる発泡スチロールカッター☆おすすめ2種
1. プロクソン 卓上スチロールカッター
・仕様:電源式
・商品内容:本体、直線切ガイド、角度切りガイド、ニクロム線30m
・本体サイズ:520×295×320mm
・テーブルサイズ:390×280mm
・アーム内サイズ:350x140mm
・重量:3.0kg
・温度調節:100~200℃
・最大切断厚み:140mm
2. 発泡スチロール用 卓上レイスカッター
・仕様:電源式
・商品内容:交換用ヒーター、直線切り用定規、円切りガイド用針
・本体サイズ:365×520×245mm
・テーブルサイズ:400×240mm
・重量:3.8kg
・最大切断厚み:260mm
【刃物タイプ】発泡スチロールカッターの人気☆ベスト3
1位☆SK11 カッター
・重量:259g
・刃渡り:210mm
・刃厚:0.8mm
ホームセンターでは見かけない商品があったので即購入しました。
保温筒・グラスウール・ダンボール・発泡スチロールの切断に適している波型の刃の形状となります。
食パンなんかもきれいに切れちゃいます。
お奨めの一品です。
出典: Amazon
2位☆フラート発泡スチロールカッター
・サイズ:全長240mm、刃の長さ104mm
・重量:93g
・仕様:折りたたみタイプ、プラスチックストッパー
今まで、カッターナイフで切っていました。
切れ味は、格段にいいです。
大雑把な、物を作っているので、これで充分です。
出典: Amazon
3位☆現場屋 折込式 押切鋸
・サイズ:全長450mm 刃を開いた状態
・刃渡りサイズ:210mm
廃品回収の人がダンボールを嫌がるので、Amazonヘビーユーザーのうちはダンボールが溜まる一方。仕方なく切ってゴミの日に出そうと、最初ダンちゃんを買いました。まぁ良かったんだけど、結構ゴミが出るし厚いダンボールは力が要りますね。で、再度検索して、今度はこちらの押切鋸を買ってみました。これは楽ですねー。少々厚くてもストレス無く切れます。買って良かった!おかげでダンボールがずいぶん減ってきました。
出典: Amazon
発泡スチロールカッターは自作できる!
発泡スチロールカッターは簡単に手作りできます。ニクロム線と導線さえあればお家にあるものだけで、1時間もあればできちゃいます。ぜひDIYしてみてください。用意するもの
・ニクロム線・わりばし……2本
・フィルムケース……1個
・画びょう……2個
・セロハンテープ
・ビニールテープ
・導線……2本
・乾電池(単3形)……2個
・輪ゴム……2個
・ハサミ(テープを切るため)
・サイズ:28×16mm
・線径:0.3mm
・長さ:30m
・重量:23g
作り方
Step1. フィルムケースをわりばしではさみ、ビニールテープで固定し、さらに上下を輪ゴムで止めます。Step2. ひとつの画鋲に導線とニクロム線を巻きつけ、もうひとつの画鋲には導線を巻きつけ、割り箸の太い方に差します。
Step3. ニクロム線を引っ張り、リード線だけの画鋲に巻きつけ、リード線は輪ゴムに通して固定します。
Step4. 乾電池をビニールテープで直列につなぎ、フィルムケースにセロハンテープで固定します。
Step5. 電池の両端にリード線をセロハンテープで貼り付ければ完成です。
詳しくはこちらを参照→ワオ!科学実験ナビ:http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=50442
動画もどうぞ!